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2006年8月分の「やさしい3手詰」解答


第326問

2二飛成・同玉・3一角成まで3手詰。

初手3一角成では、簡単に上部脱出を許してしまう。
玉が1四へ来た時、1五角成を残しておかなければならないので、そう考えると2二飛成以外手はない。
実戦では、2三飛成・同玉・3三角成のような手順も出てくることはあるが、詰将棋においてはまず考えなくて良い。

第327問

1三角・同玉・2四龍まで3手詰。

3一角や4四角と打つのは実戦的だが、2一玉と引かれて僅かに足りない。また、龍を3筋から動かしてしまうと、逃げ道が広くなってしまう。
そこで1三角がこの場合の好手。2一玉なら3一龍(角成)まで。同玉に2四龍で詰みとなる。

第328問

3四馬・同玉・2四金まで3手詰。

2四馬と出るのは、1二玉・2三金に一段目へ下がられて届かない。2四金も同じように1二玉・3四馬に一段目へ下がられる。
3四馬が、下段へ逃がさない手筋。1四玉と上がるのは2四馬と寄れば詰み。同玉と取らせて2四金と打てば、どこへも逃げられずピッタリ詰んでいる。

第329問

3三飛成・同玉・2三角成まで3手詰。

2三桂成は1一玉で、2三角成は2一玉で、以下王手は続くが4二の飛車が良く利いていて詰まない。
そこで初手3三飛成が妙手。1一や3一へ引くのは2三桂不成と跳ねてピッタリ。同玉と取らせて2三へ角が成れば詰みとなる。

第330問

5三飛成・同馬・3二金まで3手詰。

4三金は2二玉で、また3二金・同馬・同銀成と精算して飛車が成り込むのも王手は続くが足りない。
初手5三飛成と馬の利きに成り込むのが好手。4三への合駒は桂が利いている為無駄合いとなり、2二玉は1二金まで、同馬と取らせることで3二への利きが消えるので、3二金までとなる。

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