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2007年1月分の「やさしい3手詰」解答


第348問

3三金・同香・2四飛まで3手詰。

2四金は2二玉と引かれ後続がなく、2四飛は3三玉で大海へ逃げられる。また2四銀は3四玉と飛車を取られて詰まない。
そこで、3三金と先に金を捨てておくのが好手。同香と逃げ道をふさいでおいて2四飛と寄れば詰みになる。

第349問

1四飛成・同馬・3三角成まで3手詰。

3二飛成と馬を取るのは、4四玉から5筋方面へ逃げられ、大駒三枚と言えども捕まえきれない。
この詰将棋では、1四飛成が馬の利きを一つに限定させる好手。合駒は同龍までなので、同馬と取るが、馬を守りから引きはがせば3三角成で詰んでいる。

第350問

4五金・同桂・4四飛成まで3手詰。

4五金はこの一手で、同桂と取らせて、飛車成りまで。非常にシンプルでやさしいが、実戦はこれに関係ない駒が複雑に置かれている。
4四に金を打ったり、1二馬のような王手では全然詰まない。そのことが一目で分かるようになり、読みの中にすら入らないようになれば、詰みの力も一段アップする。

第351問

3二飛・同金・1二桂成まで3手詰。

単に1二桂成とすると、3二玉から4一〜5筋への逃走がある。また1三飛も4二玉から脱出が止まらない。
この逃げ道を先に封鎖するのが、3二飛捨てで、同金の一手に1二桂成で詰んでいる。なお図で2四への合駒は同角までの無駄合いとなり手数には数えない。

第352問

3一角・同玉・2一金まで3手詰。

初手2一金は、実戦でも初級者が打ってしまいそうな金だが、最も筋が悪いと覚えておいて欲しい。
正解は、3一角とここから角を打つ手。同飛なら2三の地点に利きがなくなるため2三金で詰み。1二玉は2二金まで、同玉と下段に落とせば2一金と打っても良い。

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