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2010年3月分の「やさしい5手詰」解答


第322問

2二銀不成・2四玉・3四馬・同玉・3五金まで5手詰。

2四金・同香・2二銀不成も手筋だが駒が一枚足りない。
初手は平凡に2二銀不成。2四玉の時の3四馬が好手。3五馬では1五玉で2六金に同香がある。3四馬に1五玉なら1六金があるという訳だ。

第323問

3二銀成・同玉・5二飛・3一玉・4二飛行成まで5手詰。

初手飛車打ちの王手は1三に上がられた後、有効な王手がない。そこで3二銀成はこの一手となる。この手に1三玉は1四飛打までの詰み。1二玉は1四飛と4四の飛車を回り1三合駒に2二飛まで。同玉には5二飛と打って詰み。

第324問

2五桂・同龍・3五角成・同龍・2三飛成まで5手詰。

龍の利きを外す為、初手3五角成と成りたいが、取ってはくれず1四玉で不発に終わる。
そこで初手2五桂の一発を先に入れる。これなら同龍・3五角成に1四玉なら2五飛成があるという訳。3五の馬を取れば2三飛成まで。

第325問

2二香成・同玉・3一角・同銀・1二金まで5手詰。

初手は香を成って両王手。1三玉は2三金なので、同玉と取るがそこで3一角が手筋。ここ平凡に1二金では3一玉で、3二金では1三玉で詰まない。3一角の一発で、どこへ逃げても取っても金打ちまでとなる。

第326問

2一桂成・同玉・3二金・1一玉・2三桂まで5手詰。

金を残しておかないと1三玉と上がられた時、押さえる駒がなくなる。そこで3四桂が目に付くが同馬と取られても馬の威力は落ちない。正解は2一桂成とこの桂を捨てる手。1三玉は1四金なので同玉と取るが、金桂の順で詰み。

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