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2003年9月分の「やさしい必死」解答


第35問

2三銀・1三玉・3四銀成まで3手必死。

2三金と打つのは、3一玉・4三銀に・4一玉で捕まらない。2三銀・1三玉に、詰将棋なら1二銀成と捨てるのだが、この場合は、2四玉と脱出されてしまう。その脱出を防ぐ為、3四銀成が正解。これで必死。持ち駒に金があり、2三の地点が一つ多いため、受けがない。

第36問

2三角・2二玉・4一角成まで3手必死。

初手2三角は絶対だ。実戦でも、(仮に詰まなくても、必死にならなくても)こう打つところ。
3手目が、問題だが、3四角成や1四角成と手前に成り返るのは、3二銀で受かってしまう。図の4一角成に対しても3二銀なら2三金と打てば詰み。この違いを分かって欲しい。
なお、1二角成と成るのは、詰将棋の手だが、同香でこの場合は、足りない。

第37問

2二飛成・同玉・4一角まで3手必死。

2二飛成は、4、5筋へ逃がさないため、これしかない。対して、4一玉は、2三角(又は3一金)で詰む。同玉の一手に4一角が、実戦でも良く出る寄せの手筋。この場合は、2四に歩が垂れているため、これで必死となる。3二への合駒も、2三に金を足せば詰みだし、4二金も2三歩成・3一玉・3二金・同金・同角成までの詰みとなる。

第38問

5三角・3二玉・3一銀まで3手必死。

5三角に対し、5一や5二へ逃げるのは、以下3手で詰むので考えて欲しい。もし、2三の銀が歩なら4一銀・2二玉・3一角成となって詰みなのは、実戦でも良く出る筋。この場合は、銀が頑張っているため、詰みはない。しかし、図のように、3一へ銀を打てば、4二への利きが一枚多いのと、2二金があるため、これで受けがない。なお、初手は、6四から角を打っても正解。

第39問

1三銀・同桂・3二龍まで3手必死。

1四銀の詰めろは、3一桂と受けられ、3二銀の詰めろは3三歩と受けられて、後が続かない。いきなり王手をするのが、うまい一手。同桂と取らせてから、3二龍と入れば必死。次に2一銀と2三銀があり、同時に受ける手はない。一間龍の、もっとも強力な形だ。

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