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2003年12月分の「やさしい必死」解答


第48問

1一飛・同玉・2二歩まで3手必死。

初手4二飛と王手をしたいが、2二金と受けられ、以下同龍・同銀・3三金も2一香と頑張られる。また、4一飛は、実戦でも使える1一金で容易に寄らない。1一飛・同玉・2二歩が、三手一組の好手。次の2一龍をどう受けても、2一歩成から詰んでしまう。

第49問

2一金・同飛・3四角成まで3手必死。

3三金は、龍の利きが強いので、詰めろにすらなっていないし、5六角成は簡単に利きを止められてしまう。
2一金・同飛と飛車の利きをそらしておいてから、3四に角を成るのが急所だ。1二へ駒が二枚利くため、数で受けられないし、同龍でも1二金、2二玉でも、1二歩成・3二玉・3三金(この時、3四に成ることが必要)まで。

第50問

2四角・同桂・2五桂まで3手必死。

単に2五桂は、2四銀と受けられる。この地点を前もってふさいでおくのがポイントだ。ふさいでから2五桂と打てば、次の1三桂成を防ぐ術がない。このように受ける場所のない必死は、実戦でも時々現れる。なお、4六角と離して打つのは、3五歩と受けられてしまう。

第51問

3三銀・同歩・3二銀まで3手必死。

これも受ける場所のない必死のパターンだ。まず、3三に銀を放り込む。1四歩と逃げ道を開けるのは、2一飛成から詰み。同歩の一手に、3二銀が手筋。どちらでも、取れないことを確認して欲しい。また、逃げ道を開ける1四歩も、2一飛成・1三玉・2二龍と追い、同玉なら2一飛成、2四玉なら2三龍と追いかけて詰みになる。

第52問

2三銀・同銀・3五桂まで3手必死。

3一の角を取られる前に技を出さなければいけないが、3二飛成は、3一金・同龍が詰めろではない。2五桂・同桂を決めて、3二飛成は筋だが、3一金・同龍の後、2二金から7七角と受けられ、続かない。2三銀・同銀と呼び込んでおいてからの3五桂が三手一組の好手。これで、次の2三飛成が受からないことを確かめて欲しい。

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