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(5)パソコンソフトの実力(2000年版)


2000年夏、パソコンの将棋ソフトでトップを走る二つのソフト、東大将棋とAI将棋の新バージョンが発売された。
そこで、私も早速この二つのソフトを買ったので、ここでは、前回に習い、その検討をしていこうと思う。

なお、新製品の正式名称は、東大将棋3(以下東大3)とAI将棋2001(以下AI2001)であり、検討対象としたレベルは、東大3はマスター(最強レベル)、AI2001はレベル6とした。AI2001の場合レベルは7まであるが、消費時間で東大3のマスターに該当するのはレベル6であり、また人間が指す場合にも、レベル7では時間がかかりすぎる(しかもその割に強さはあまり変わらない)からである。
コンピュータは、前回よりCPUの性能が若干アップし、AMK6-2の450MHz、メモリ64Mを使用している。


目次
(1)対局した私の感想
(2)読みの技法を解かせた結果
(3)ソフト同士の対戦
(4)下位レベルを検証
(5)その他の機能
(6)結論


(1)対局した感想

東大将棋3と最初に対局した時、まず快適な速度で、それでいて、とにかく強くなった、と思った。
それに比べると、AI将棋2001の方は、こんなものかな、というのが、実感だった。

AI2001の方は、2年前のAI将棋3の時、すでにかなりのレベルだったことは確かだ。それに比べると、当時出ていた東大将棋1は、はっきり弱かった記憶がある。AI将棋2000が出たときも、いろいろ機能は良くなっていたが、強さは、それほど変わっていない感じがした。そしてほぼ同時期に出た東大将棋2は、1に比べ、かなりレベルアップされていた。
そして今回の3と2001。AI2001の方は、「強さ」ということだけに限って言えば、残念ながら、それほどレベルアップされているように思えない。
ところが、東大3の方は、2に比べてもかなりレベルアップされたように思う。
2年前、はるか先を走っていた、AI将棋に東大将棋が、昨年、追いつき、そして今年、追い抜いた、そんな感じだ。

まず、その東大3であるが、序盤、中盤、終盤とそれほど隙がない。
序盤は、定跡形であろうと、乱戦であろうと、非常に早く指し、そして的確だ。
ただ、以前から言われているように、こちらが仕掛けず、また万全な状態で待っていると、やはり仕掛けてくることはないようだ。人間だと、仕掛けが成立するかどうか微妙な局面でも、仕掛けを敢行するが、こういったことはソフトはしない。それでも以前のソフトに比べると、かなり仕掛けてくるようにはなっている(万全の状態で待つことには、かなりの棋力が必要だ)。
弱点は、やはり中盤から終盤。どの局面から、駒得よりスピードになるのか、あるいは、玉頭戦における、特殊な感覚、受けるのか攻めるのか、その兼ね合い、人間でも判断が難しい、このあたりの判断に弱いようだ。また、終盤は、相当形勢が悪くなっても、人間のような「勝負手」を出すことは少ない。それよりは、被害を最小にして耐え続ける。これは、攻める方にポカさえなければ、逆転はしづらいということだが、このへんは仕方ないのかもしれない。

AI2001に関しても、上のこととあまり変わらない。ただ、東大3に比べると、中盤での判断ミスがやや大きいように感じたのと、攻めが決まる局面で、決められなかったのを見て、特に大事な終盤で、やや劣る感じがした。もっとも、このへんの感じもかなり微妙なものではあるが。

コンピュータの性能が良くなれば、当然強くもなるのであろうが、私個人的には、性能の低いパソコンでも、強いソフトを評価したいと思う。すべての人が、次々にコンピュータを買い換える訳にはいかないのだから。
今回は、基本的に450MHzを使用しているが、ペンティアム2の266MHzも少し使って、対局してみた。その結果は、この二つのソフト、どちらも特に弱くなったという感じは持っていないのでこの程度の性能のパソコンならば、十分楽しめるということで、この点に関しては評価したいと思う。


消費時間については、面白いことが分かった。

東大将棋3もAI将棋2001も、100手前後の対局の場合、約15分前後、持ち時間を使う。
面白いのは、その使い方。東大3は、乱戦であろうと、定跡形であろうと、序盤はほとんどノータイムで飛ばす。中盤の難しい局面になってから、1手40秒程度考えるようになるのだ。それに比べて、AI2001は、定跡形から、ちょっとでもはずれると、すぐに30秒考えるようになる。したがって、序盤からかなり時間を使うのだ。ところが、中、終盤、結構難しいところでも、比較的早く指す。

おおよそであるが、50手くらいまでの、消費時間は、東大3が30秒くらいだとすると、柿木4は6分、AI2001は7分程度使う。ところが、100手前後になると、やや柿木が多いが、ほぼどのソフトも同じくらいの消費時間になる。
指していると、序盤早く指してくれる方が、快適に感じる。中盤以降は、人間も一緒に考えるので、長考はそれほど気にならなくなるからだ。
ただ、150手を越えるようになると、東大将棋の考慮時間も、ちょっと長いな、と感じるようになる。

時間の使い方が、序盤は、東大で、中、終盤がAI将棋なら、本当に快適なのだが、と思った。それでも、コンピュータの考える時間は、バージョンが上がるごとに、短くなっているので、だんだんと快適になってきていると言える。


駒落ちについても、何局か指してみた。

駒落ちにあまり力を入れていない、と言うことは、前のソフトから感じていた事だが、特に今回についても、定跡が入っている様子はなく、普通に平手感覚で指して来る。
ソフトが下手の場合、平手よりは、やや棋力が落ちるのかな、という感じはしたが、上手の場合は、特にそういうこともなかった。駒の損得に辛いことや、駒落ちと平手では、たとえば、飛車の相対的な価値か違うこと(局面にもよるが、平手の場合、飛車と金銀の二枚替えは、得であるが、駒落ちは一枚しか飛車がないため、必ずしも得にはならない)などがあるため、やや駒落ちだと棋力が落ちるのだと思う。
駒落ちは、定跡数も少ないので、せめて、ある程度の定跡は入れて欲しい気がする。

(2)読みの技法を解かせた結果

今までの検証と同じく、「読みの技法」を解かせてみた。
「世紀末パソコンソフトの実力」に載せたものを再掲し、AI将棋2001と東大将棋3を追加したのが下図である。

問題及び、詳しい指し手についてはここを参照

  AI将棋3 AI将棋2000 AI将棋2001 2001の指し手 東大将棋1 東大将棋3 3の指し手 柿木将棋4
第1問 10点 10点 10点 6九桂 5点 10点 6九桂 0点
第3問 10点 10点 5点 5九歩 10点 0点 8五金 0点
第5問 5点 5点 5点 2五歩8八玉 5点 5点 2五歩8八玉 10点
第7問 10点 5点 5点 2五歩 5点 10点 3三桂・2一桂 5点
第9問 0点 10点 10点 5六金 0点 10点 5六金 10点
第11問 0点 0点 0点 1八飛 0点 10点 3五歩 0点
第14問 5点 5点 5点 4四歩 5点 5点 4四歩 5点
第19問 5点 5点 0点 5七金 5点 5点 9八香7七桂 5点
第20問 5点 5点 5点 4三金 0点 5点 4三金 0点
第22問 10点 10点 10点 3五歩 10点 10点 3五歩 10点
合計得点 60点 65点 55点   45点 70点   45点


AI将棋2001については、面白いことに、点数が以前のバージョンより低くなった。
ただ、かなり微妙な問題で、このくらいでは、それほど変わっていない、と考える方が自然だ。

東大将棋3は、予想以上の高得点だった。
しかも、第3問で、答えた8五金は、柿木将棋4も答えていたので、改めて、考えてみたのだが、プロが指摘していないだけで、それほど悪い手ではないかもしれない。
一応、今までの規則に則って、本にない手は0点としたが、それでも70点と高得点だった。東大将棋1に比べて、格段に強くなったことがうかがえる。
驚いたのは、第11問の3五歩。これは、今までのどのソフトも答えられなかったものだ。つまり、切れそうな攻めを敢行した、ということ。
東大3の指し手が、非常に人間的で快適だと感じるのは、この当たりにあるのかもしれない。

(3)ソフト同士の対戦(東大将棋3対AI将棋2001対柿木将棋4)

対戦は各々6局、全部で、18局行った。本当はもっと多く組みたいが、なにぶん時間がかかるのでこれが限界だった(対局数を偶数にしたのは、先後同じだけ組みたかったから)。
東大将棋3は最強のマスター、AI将棋2001は、消費時間が東大3と同じになるように、レベル6、柿木将棋も同じになるように、レベル7の一手30秒に設定してこれで対戦した。

第1ラウンドは、東大将棋3とAI将棋2001の6対局(先後3局づつ)。
第2ラウンドは、東大将棋3と柿木将棋4の6対局(先後3局づつ)。
第3ラウンドは、AI将棋2001と柿木将棋4の6対局(先後3局づつ)。

対局方法は、前回の方法と同じで、一台のコンピュータに対局ソフトを二つ起動させ、人間(私)が、コンピュータの指した手を、もう一方のソフトの人間側の指し手に入れてやるという方法である。

そして、その結果は次のようになった。

18局全ての棋譜は次のところにリンクしてあります。(Kifu for Windows95にコピーし貼り付けることで、簡単に対局の再現ができます:棋譜にある消費時間は実際のものではありません)

東大将棋3対AI将棋2001/東大将棋3対柿木将棋4/AI将棋2001対柿木将棋4

第1ラウンド(東大対AI)
  先手 消費時間 東大将棋3 AI将棋2001 消費時間 戦型と手数
第1局 AI 14分2秒 14分4秒 角換わり104手
第2局 東大 14分43秒 13分19秒 角換わり94手
第3局 AI 7分27秒 11分11秒 振飛車対居飛車86手
第4局 東大 16分59秒 13分58秒 角換わり103手
第5局 AI 22分15秒 18分56秒 相居飛車133手
第6局 東大 22分27秒 15分52秒 角換わり136手

第2ラウンド(東大対柿木)
  先手 消費時間 東大将棋3 柿木将棋4 消費時間 戦型と手数
第1局 柿木 13分41秒 13分21秒 角換わり84手
第2局 東大 21分4秒 23分20秒 相穴熊135手
第3局 柿木 11分41秒 10分55秒 角換わり88手
第4局 東大 21分30秒 17分0秒 四間対右四間125手
第5局 柿木 21分8秒 22分31秒 中飛車対居飛車122手
第6局 東大 17分38秒 17分6秒 ひねり飛車127手

第3ラウンド(AIと柿木)
  先手 消費時間 AI将棋2001 柿木将棋4 消費時間 戦型と手数
第1局 AI 16分36秒 18分23秒 矢倉115手
第2局 柿木 25分25秒 30分53秒 居飛車対三間166手
第3局 AI 22分21秒 32分33秒 角換わり170手
第4局 柿木 25分39秒 33分48秒 居飛車対四間200手
第5局 AI 25分17秒 35分58秒 相居飛車189手
第6局 柿木 12分55秒 14分59秒 相掛かり112手
第6局は連続王手の千日手となったため、柿木の勝ちとした(局面も勝ち)。


見ての通り、東大将棋3の圧勝と言ってもいいと思う。
この対局は、私自身のソフトに関する感想が、ある程度まとまってから、実施したものだが、ほぼ、自分の持っている感じと同じような結果が出た。
もっと多くの対局をさせると、どのような結果になるかは分からないが、それでも、東大3の優勢さは動かないような気がする。この結果からも、去年、最強と考えられていた、柿木将棋4を、1年で追い越したと言っていいと思う。

内容を見ると、やはり、どのソフトにも共通して言えることだが、中盤から終盤が甘いな、と思う。
特に、終盤、早く寄せれば、勝ちなのに、という局面でも、長々と受けていて、難しくなる、ということがたびたびあった。
また、東大3に比べると、やはりAI2001と柿木4に、終盤、ぬるい手が多い。逆に、こういった手がなくなったところに、東大3の強さがあるのだろう。

実際、指していても、AI2001や柿木4なら、中盤でミスって、形勢をかなり損じても、なんとかなる、という感じがあるが、東大3だと、逆転できないことが多く、その分、強さを感じる。

(4)下位レベルを検証

東大将棋3とAI将棋2001の下位レベルを見てみようと思う。

東大3は、通常対局に、レベルは6段階ある。低い方から、よちよち、ビギナー、初級、中級、上級、マスター、という具合になっている。
それに対して、AI2001のレベルは8段階。レベル0から7まであるが、最初はレベル5までしか出ていない。レベル5に待ったなし、5分の20秒で勝つと、レベル6が出てきて、さらに5分の30秒でレベル6に勝つと、レベル7が出てくる、という仕組みだ。
AI2001のレベルには、他に、棋力の目安が載るようになった。
それによると、レベル0は接待、1は7級、2は5級、3は2級、4は初段、5は二段、6は三段、7は最強と書かれている。

いろいろなレベルを、駒落ちや平手で指してみたところ、以前のバージョンに比べて、どちらも、下位レベルは、ちゃんと、弱く作られていた。このあたりは、今回、かなり感心したところで、これなら、級の人でも、十分楽しめるのではないかと思う。

下位レベルの検証に、二つの方法を取って考えてみた。

まず一つ目であるが、棋力判定問題から、いくつかの項目にしぼって、各レベルに、10題の問題を解かせ、各々10点の点数を与え、100点満点で点数を付けてみた。
そして、その結果は、次のようになった。

  AI将棋2001 東大将棋3
レベル
11(易しい必死)      
36(難しい必死)                    
41(難しい必死)                      
27(5手詰)      
49(17手詰)            
21(手筋)        
22(手筋)              
24(手筋)          
30(受け)                  
39(中盤)          
点数 0点 10 20 60 90 90 90 90 0点 20 60 80 80 80


二つ目は、東大3とAI2001の下位レベルでの対戦を行った。
一番、弱いレベルから、対局し、勝つと、次のレベルと対戦する、という方法で、対局した結果は、次のようになった。

※13局の棋譜はこちら

  AI2001 内容 東大3
第1局 レベル0 大乱戦145手まで東大の勝ち よちよち
第2局 レベル1 居飛車同士の乱戦108手でAIの勝ち
第3局 角換わり157手でAIの勝ち ビギナー
第4局 角換わりの乱戦93手で東大の勝ち 初級
第5局 レベル2 角換わりの乱戦68手で東大の勝ち
第6局 レベル3 相振り飛車、64手でAIの勝ち
第7局 角換わり、83手で東大の勝ち 中級
第8局 レベル4 相矢倉、106手でAIの勝ち
第9局 居飛車対向飛車、230手で東大の勝ち 上級
第10局 レベル5 相矢倉、141手AIの勝ち
第11局 相掛り出だしの矢倉、170手で東大の勝ち マスター
第12局 レベル6 居飛車対振り飛車、97手で東大の勝ち
第13局 レベル7 相矢倉、151手で東大の勝ち


私が実際に駒落ち等で対局した結果や、これらの結果を踏まえると、およそソフトのレベルごとの棋力は、次のような感じになるのではないだろうか。

道場の段級 AI将棋2001 東大将棋3 道場の段級 AI将棋2001 東大将棋3
15級前後 レベル0   3級    
12級前後   よちよち 2級 レベル3  
10級   ビギナー 1級    
9級     初段   中級
8級 レベル1   二段 レベル4 上級
7級     二段半 レベル5  
6級 レベル2   三段 レベル6  
5級   初級 三段半 レベル7  
4級     四段   マスター


これを見ても分かるとおり、AI2001は、レベル0と1の間、レベル2と3の間にかなりの棋力差がある。東大3は、ビギナーと初級の間、初級と中級の間が広い。つまりは、急に強くなる感じだ。
それぞれ、この間にさらに、二階級くらいの設定があればな、と思う。

「弱さ」については、以前の将棋ソフトに比べると、ずいぶん人間的な弱さを研究して、それに近づけた感じもする。
東大3は、初級から17手詰が、解けたりと、多少、人間ではありえないこともあるが、全体的には、私自身指していても、それほど不自然さを感じない「弱さ」だ。
ただ下位レベルに関しては、AI2001の方が、より人間的な工夫がなされているように感じた。それは、AIのレベル1〜3の駒落ちを指している時、本当に、人間が指しそうな手を選択していたからだ。
また、表示されている棋力(レベル1は7級、2は5級、3は2級、4は初段、5は二段、6は三段)も、ほぼ正確である。レベル4の初段が、やや辛いなというくらいか。実際、4から7は、極端に分かるほど、棋力が違わない(レベル4もかなり強いので7との差に一段差もあるだろうか、という感じを持つ)。
この点については、東大3の上級とマスターは、はっきり強弱が分かるほど、棋力差があるのでいい。

(5)その他の機能

通常対局以外の機能については、カタログや、公式HPを見てもらった方が、いいと思うが、私の個人的な感想では、AI将棋2001は、それほどその他の機能がないのに比べると、東大将棋3は、有り余るほどの機能を詰め込んでいるといった感じだ。

東大3は、通常対局の他に、将棋大会、道場巡り、棋譜鑑賞、さらに、詰将棋、目隠し将棋と、相当遊べる。
なかでも、私が、感心したのが、詰将棋解答機能と感想機能の二つ。

東大将棋2にもあった、詰将棋解答機能は、さらに強力になった。
難解な実戦の詰みを解かせたところ、これまで「脊尾詰」(詰将棋を解くことだけに特化したソフト)にしか解けなかった難しいものを、難なく解くことができた。
まだ、無駄合い等するので、使い勝手が良いとは言えないが、それでも、この値段で、これだけのものを組み込むことができたのは、すばらしいと思う。

さらに、1局終わると、画面に出てくる「感想機能」。

精度そのものは、まだ60〜70%と言った感じであるが、それでも、悪手を指摘してくれるこの機能は、面白い。ただ、駒落ちにすると、感想はつかないようなので、ちょっと残念。
あとは、この精度をもっと上げて欲しいと言うところか。そうすれば、本当に、人間の勉強にそのまま使えると思う。

(6)結論

さて、様々な実験を行ってきたので、まとめてみよう。

私が、今まで買った将棋ソフトで、インパクトのあったものと言えば、AI将棋3だ。それまでとは違い、極端に強くなったソフトを見て、本当に歓喜したものだった。
そして、今度買った、東大将棋3は、そのAI将棋3と同じくらい、インパクトのある製品だった。

今、何を買ったらいいか聞かれたら、初心者を除けば、文句なく、東大将棋3を推したいと思う。

理由は二つ。
一つは、今確実に最も強いソフトであること。
そしてもう一つは、様々な機能がついていることだ。

唯一の欠点は、初心者にそれほどやさしくない(キャッチコピーは「弱きを助け、強きをくじく」とあるが)ことか。
確かに、弱いレベルもあるにはあるが、人間的な弱さをうまく表現していると言うなら、AI将棋2001の方がうまいと感じた。もっともその差は、微妙ではあるが。

前のバージョンのソフトと比べれば、ずいぶん研究されてはいるが、まだ、「弱きを助ける」ところまでは行ってないかな、と思う。

それでも、初段から三段くらいの人たちにとっては、これ以上ない、有益なソフトが発売された、と言っていいだろう。

べた褒めになってしまったが、最後に要望を出しておこう。

(1)もっと強く、もっと早く(一手20秒以内)指して欲しい。
(2)詰将棋解答機能を、詰将棋ルールに則った解答を出すようにして欲しい。
(3)感想機能の精度を上げて欲しい。また、駒落ちなど、すべての対局につけて欲しい。
(4)下位レベルをもっと細かく分けて欲しい。さらに、より人間的に指すようにして欲しい。

なんか、ずいぶん個人的な要望になってしまったが、これらを取り入れたとしても、売り上げに影響するかどうかは、別問題になりそうだ(^^;
次回、何が改良されて発売されることになるのか、また楽しみである。

2000年09月13日作成

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