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(22)激指14のレビュー(ソフト同士の対局感想)

2015年12月、激指14が発売され、その評判も「強くなった」と良かった為、私も購入してみた。
最初はレビューを書くつもりはなかったのだが、激指14と激指定跡道場3との対戦を一局だけのつもりで指させてみたら非常に面白かったため、これを昨年のメルマガに載せた。そしてさらに二局目も指させてみたらこれも面白くて今度は掲示板に載せた。結局、この二つの対戦が面白くて、この後も8局ほど対戦させてみたので、これを紹介すべくここにレビューとして載せることにした訳。なので、機能の紹介はなく、レビューと言っても単に対局を見た感想になっていることをあらかじめ断っておきたい。

目次

(1)激指14vs定跡道場3の10番真剣勝負

(2)激指14vs激指8の10番真剣勝負

   ※ごろ寝観戦記風「ソフトに学ぶ高等手筋」

(3)感想まとめ

(4)激指14vs定跡道場3の第11局〜30局

※Amazonの販売先:激指14(別ウインドウ)※マイナビの紹介ページ(別ウインドウ)

(1)激指14vs定跡道場3の10番真剣勝負

激指14と約3年前(2012年8月)に発売された激指定跡道場3(以下道場3)との10番勝負。あいて「真剣」と付け加えたのは、本当に単純に10局しかやっておらずもちろん都合の良いようには手を加えていないから。本来なら100局くらい指させてみないとこの7勝3敗がどうなるのかは分からない。ただ、内容から見て、ある程度このままの状態で進むのかな、という気はしている(勝率6割から8割の間で)。

対局方法は、双方とも最も強い棋力(激指14はPro+、道場3は六段+)に設定し、共に時間制限は1手30秒。「人間の手番の時間を利用する」のチェックを外し、サウンドも駒音以外チェックを外した。但し、道場3の「学習機能を使用する」には購入時からチェックが入っており、「学習内容をクリア」にはしていない。

パソコンは、現在メインで使っている2012年1月に購入したEndeavor ST150E。CPUはCore i5 2.67GHz、メモリは8GB、64ビットのWindows7。

以下がその結果。(棋譜は感想の下に)
なお、形勢評価の所に「定跡手」とあっても、実際にそこまで定跡と思われる所もあれば、とても定跡とは思われないずっと先まで「定跡手」になっていることがある。また、「敗着?」と表示されていても実際に敗着であることはほとんどなく、「やや疑問」程度の事が多いのでこれらは参考程度に。

番数 先手 戦型(激指14-道場3) 手数と勝ったソフト 形勢の分かれ目(激指14から見て)
第1局 道場3 居飛車穴熊対石田流 102手まで激指14 (駒組み勝ちから激指14の完勝譜)
第2局 激指14 居飛車急戦対四間飛車 129手まで激指14 38手まで定跡手。96手目の△4一歩を敗着?としそこから激指14有利、107手目から優勢。(微差不利から逆転)
第3局 道場3 四間飛車対居飛車(乱戦) 108手まで激指14 13手まで定跡手。29手目の▲3五角を敗着?とし、そこから激指14有利、60手目の△3二歩から優勢。(乱戦を抜け出し勝利)
第4局 激指14 居飛車穴熊対四間銀冠 143手まで激指14 47手まで定跡手。48手目の△1三桂を敗着?とし、そこから激指14有利、65手目の△5三同銀成から優勢。
(駒組み勝ちから完勝)
第5局 道場3 横歩取り△3三角戦法 95手まで道場3 27手まで定跡手。50手目の△3七桂成から道場3有利に、さらに65手目の▲7二銀を好手!とし道場3優勢。
(定跡直後から差が徐々に開き完敗)
第6局 激指14 角換わり腰掛け銀 119手まで激指14 66手まで定跡手。69手目の▲7六同銀から激指14有利に、さらに76手目の△2二同金を疑問手?とし優勢。
(定跡直後から徐々に差を開き完勝)
第7局 道場3 四間飛車対居飛車 141手まで道場3 13手まで定跡手。68手目の△3七角成から道場3有利に、さらに92手目の△5六銀から道場3優勢。
(定跡直後から差が徐々に開き完敗)
第8局 激指14 ミレニアム対四間飛車 111手まで激指14 75手まで定跡手。76手目の△9四桂を敗着?とし、そこから激指14有利、87手目の▲6四馬から優勢。
(定跡後、細い攻めをつなぎ勝利)
第9局 道場3 居飛車急戦対四間飛車 110手まで激指14 40手まで定跡手。82手目の△6五桂で一旦道場3有利と判断したがその後互角、94手目△2五銀で激指14有利、100手目△1四同銀で優勢となった。(終盤、形勢が揺れ動いた)
第10局 激指14 相掛かり戦 160手まで道場3 79手まで定跡手。119手目の▲2四歩から道場3有利に、さらに133手目の▲3二飛から道場3優勢。(これも中終盤、道場3が押し切ったようにも、形勢が振れたようにも見える難しい将棋)

(戦況と感想)(激指14から見て)

全体の戦型を見ると、居飛車対振り飛車が7局。それも結構いろいろな戦型になっている。居飛車戦は横歩取り、角換わり、相掛かりと一局ずつだったが、そのうちの2局に道場3が勝っているのは単に偶然か、それとも激指14では対抗形により力を入れたのか、この辺りはもう少し対戦させてみないと分からない。

さて、第1局から順に流れを見ていきたい。なお、第1局だけはkif形式で保存してしまった為、形勢判断は分からなくなってしまった。第2局、第3局は激指14だけcsa形式で保存、第4局以降は激指14と道場3の両方をcsa形式で保存したので、それぞれの形勢判断も比べられる。

第1局は昨年のメルマガに載せたもの。道場3の石田流に激指14は居飛車穴熊。典型的な定跡形だが、激指14がきっちり四枚穴熊に囲ったのに比べ、道場3はやや変則的な駒組みにしてしまい作戦負け。その後、激指14の猛攻が始まり、細い攻めなのでまだ大変かとも思ったが、結局つなげてしまい最後はきっちり一手勝ち。激指14の完勝譜となった。

第2局は昨年の掲示板に載せたもの。道場3の四間飛車(藤井システム)に激指14は▲4六銀の急戦を採用。46手目▲2六銀と引くようでは、居飛車が成功したとは言えない。そして52手目△4五歩と角をさばいて振り飛車ペースと思われた。但し、激指14の形勢判断はずっと互角のまま。道場3は若干自分の方に振れたがすぐに互角に戻った。
個人的には91手目▲6二金というごつい攻めが印象に残った。これを打たれて、振り飛車容易でないと感じた一局であり、激指14の猛烈な攻めの強さを感じた一局でもある。

第3局は激指14が初めて四間飛車に振った。しかし昔の四間飛車ではなく、今はやりの角道を開けたままの四間飛車。その後、△3五歩に▲3六歩とすぐに反発して乱戦に。難しい戦いで振り飛車の美濃が閉まっていない為振り飛車も大変かと思ったが、この乱戦を少しずつ良くし、結局力でねじ伏せた感じの一局となった。

第4局、今度は道場3が四間飛車に振った。そして藤井システム。但し、先手の居飛車穴熊に急戦ではなく、ガッチリ銀冠に囲うことになった。激指14は中央の位を取り▲5六銀から▲4五歩の仕掛け。仕掛けから居飛車ペースでそのまま押し切るかと思われたが、道場3も頑強な粘りで熱戦となった。それでも最後は143手まで結果としては激指14の完勝譜となった。

第5局、初めて相居飛車の将棋、それも横歩取り。そして第4局まで激指14が勝っていたので、このまま勝ち続けてしまうのかと思っていたが、初めての道場3の勝利でもある。道場3側から見ると、74手目の△7四歩を敗着?とし、そこから先手(道場3)有利との判断。今までは、常に激指14の方が早く形勢の動きを認識しているという感じを持っていたが、これは逆だった。横歩取りだからなのか、それともこの一局がたまたまだったのかはさらに別の横歩取りを見てみないと分からない。中盤の仕掛けで僅かに有利になった道場3がそのまま押し切った将棋だった。

第6局、引き続き居飛車同士の戦型になったが、今度は角換わり腰掛け銀。定跡の本道を行く手順でプロなら詰みまで研究されているような進行。この一戦に関してはプロの見解を教えて欲しい所で、私には良く分からないが、力のこもった攻め合いを制し激指14勝利。道場3の形勢判断を見ても、一度も自分が有利になったことはなかったことから、この形勢判断通り、激指14の完勝譜ということだと思われる。

第7局、四間飛車対居飛車で、出だしは第3局と同じだったが、こちらは組み合った。しかし、常時、居飛車(道場3)が主導権を握っていたようで激指14を持ってしても逆転出来なかかった。並べていて「おおっ!」と思ったのは、52手目の△2二角。龍に当ててる訳ではないが、△9一角成の先手を見せ、△3九歩成を実現した。しかし、それでも逆転までには至らなかった。

第8局、76手目まで双方ノータイム。形勢判断を見ると、どちらも定跡ということで互角だが、それにしてもすごい先までの変化だ。その後、先手の攻めは細く際どい勝負かと思われたが、形勢判断では徐々に開いていき、結局激指14がきっちり勝ち切る将棋となった。

第9局、全体を通じても一番の熱戦と言えるかもしれない。戦型は道場3の四間飛車に居飛車急戦。36手目の△7六飛も本に書いてある変化で、一応△6七銀に▲6五歩で振り飛車良しのハズだが実際には微差で難しい。その定跡通り、居飛車(激指14)が大変だったと思われるが、持ち前の終盤力で白熱の終盤戦になった。形勢が細かく揺れ動いた可能性もある。最後は大熱戦を制し、激指14が7勝目を上げた。

第10局、居飛車同士の3局目であり唯一の相掛かり戦。その出だしから双方矢倉に組み合った将棋。戦況自体は、中盤で少しずつ後手(道場3)が良くなり終盤の戦いでもその差を詰められず逃げ切ったようにも見えた。しかし、形勢判断を見ると、微妙に振れている。第9局に続き、熱戦と言えるのかもしれない。

(感想と激指14の強さ)

さて10局全部対局させてみた所から激指14の強さについて感想を述べてみたい。結果としては10局指して7勝3敗なのでこの勝敗通りに強くなったと考えている。ただその内容を見ると、ほとんどが完勝か完敗。違うのは、2局目の「微差不利から逆転」と9局目の「終盤、形勢が揺れ動いた」ことくらい。しかもその振れ方は僅か。そしてそれ以外は勝っても負けても形勢に差が付くと逆転出来なかった。

もちろん、この逆転の2局からだけでも終盤さらに強くなったとは言えそうだが、それ以上に中盤の判断が良くなったと感じた。特に双方の形勢判断を見ていると、ほとんどの将棋で、激指14の方が早い段階で、「有利」の判断をしている。この差が、中盤から終盤にかかる所での有利さを実現し、それをそのまま勝利していると見るのが正しいように思える。

もちろん10局だけではまだ分からない部分は多い。これから20局、30局と対局させてみた時、6割に下がるのがそれとも8割に上がるのか、実際に試してみないとはっきりはしない。ただ、一戦一戦は非常に面白く、自分の棋力アップに役立ちそうなので(見ていて、なるほど!と感心することが多いので)、是非この後も、試して見たいと思っている。その時は、結果だけでもここと掲示板に載せたいと思う。

第1局

先手:定跡道場3
後手:激指14

▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀 ▲7八飛 △4二玉
▲4八玉 △3二玉 ▲3八玉 △8四歩 ▲7五歩 △8五歩
▲7六飛 △3三角 ▲2八玉 △2二玉 ▲3八銀 △1二香
▲6八銀 △8四飛 ▲9六歩 △1一玉 ▲6七銀 △2二銀
▲5八金左 △5一金右 ▲9七角 △3一金 ▲7七桂 △4一金右
▲5六銀 △3二金右 ▲4六歩 △9四歩 ▲1六歩 △1四歩
▲3六歩 △2四歩 ▲4七銀引 △2三銀 ▲5六歩 △2二金上
▲3七桂 △5四歩 ▲2六歩 △4二角 ▲6五歩 △5三銀
▲2七銀 △4四銀 ▲4五歩 △3三銀 ▲3八銀左 △9五歩
▲同 歩 △8六歩 ▲同 角 △7四歩 ▲同 歩 △8六飛
▲同 歩 △8七角 ▲6六飛 △7八角成 ▲6八金 △7五角
▲7六飛 △6八馬 ▲7五飛 △5七馬 ▲8五飛 △8四金
▲5八金 △6六馬 ▲6七金 △8五金 ▲6六金 △8六金
▲8三飛 △7七金 ▲8一飛成 △4六桂 ▲8六龍 △7八飛
▲4七角 △3八桂成 ▲同 角 △4九銀 ▲4四歩 △3五歩
▲4三歩成 △3八銀成 ▲同 銀 △3六歩 ▲3二と △3七歩成
▲同 玉 △5九角 ▲4八歩 △同飛成 ▲2八玉 △3七歩
まで102手で後手の勝ち
第2局

先手:激指14
後手:定跡道場3

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲6八玉 △7二銀 ▲7八玉 △9四歩 ▲9六歩 △3二銀
▲5六歩 △5二金左 ▲5八金右 △6二玉 ▲3六歩 △7一玉
▲2五歩 △3三角 ▲6八銀 △8二玉 ▲5七銀左 △4三銀
▲6八金上 △6四歩 ▲4六銀 △5四歩 ▲3五歩 △3二飛
▲5五歩 △3五歩 ▲同 銀 △4二角 ▲3六歩 △5五歩
▲同 角 △5三金 ▲8八角 △2二飛 ▲4六歩 △3三角
▲5七銀 △3四歩 ▲2六銀 △6三金 ▲3五歩 △同 歩
▲3八飛 △5二飛 ▲5六歩 △4五歩 ▲3三角成 △同 桂
▲3五銀 △2七角 ▲3七飛 △4九角成 ▲3四銀 △同 銀
▲同 飛 △3二歩 ▲4四飛 △3八馬 ▲3四歩 △2五桂
▲4五飛 △5五歩 ▲4三角 △5六歩 ▲6六銀 △4七歩
▲5二角成 △同 金 ▲4一飛成 △6一銀打 ▲2一飛 △6二金引
▲3三歩成 △同 歩 ▲5三歩 △同金直 ▲5一銀 △6三金上
▲4二銀不成△5二角 ▲5一龍 △4八歩成 ▲5三銀成 △同 金
▲6二金 △5八と ▲同 金 △4九馬 ▲5九歩 △4一歩
▲6一金 △同 銀 ▲6二銀 △7二銀打 ▲5三銀不成△3四角
▲6二金 △6五歩 ▲2二飛成 △4二金 ▲7二金 △同 銀
▲6二銀成 △6六歩 ▲4二龍寄 △6七歩成 ▲同 金 △同 馬
▲同 玉 △5七歩成 ▲同 玉 △5六銀 ▲同 龍 △6七金
▲同 玉 △5六角 ▲同 玉 △5五歩 ▲4五玉 △3四金
▲5五玉 △5四歩 ▲6四玉
まで129手で先手の勝ち

第3局

先手:定跡道場3
後手:激指14

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4二飛 ▲6八玉 △6二玉
▲7八玉 △7二玉 ▲4八銀 △3五歩 ▲4六歩 △4四歩
▲4七銀 △8二玉 ▲2五歩 △3三角 ▲3六歩 △4五歩
▲同 歩 △3六歩 ▲4六銀 △8八角成 ▲同 銀 △3三桂
▲3四歩 △4五桂 ▲3三歩成 △4四飛 ▲3五角 △3七歩成
▲4四角 △2八と ▲5三角成 △4七飛 ▲4八飛 △同飛成
▲同 金 △4七歩 ▲5八金寄 △4九飛 ▲4五銀 △4八歩成
▲6八金寄 △5九と ▲7九金 △4五飛成 ▲6三馬 △4九龍
▲4三飛 △同 龍 ▲同 と △5一金左 ▲3三飛 △3八飛
▲同飛成 △同 と ▲3五飛 △4八飛 ▲3六馬 △3二歩
▲6三桂 △4三飛成 ▲5一桂成 △同 金 ▲4五飛 △5二龍
▲2四歩 △7二角 ▲4四歩 △4二歩 ▲3五馬 △2九と
▲1八香 △4五角 ▲同 馬 △4八飛 ▲3六角 △7二銀打
▲2三歩成 △5七龍 ▲5八歩 △5二龍 ▲5四金 △4六桂
▲7七銀 △5八と ▲5三歩 △6二龍 ▲4三歩成 △6八と
▲同 銀 △5八桂成 ▲同 角 △4五飛成 ▲5二歩成 △6五龍上
▲5三と寄 △5二金 ▲6四桂 △7六龍 ▲7七銀 △8七龍
▲同 玉 △7五桂 ▲7八玉 △8七角 ▲6八玉 △5七歩
まで108手で後手の勝ち

第4局

先手:激指14
後手:定跡道場3

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲6八玉 △7二銀 ▲7八玉 △9四歩 ▲5六歩 △3二銀
▲5八金右 △4三銀 ▲5七銀 △9五歩 ▲2五歩 △3三角
▲3六歩 △6二玉 ▲7七角 △7一玉 ▲8八玉 △8二玉
▲9八香 △3二飛 ▲5五歩 △5一角 ▲4六銀 △5二金左
▲9九玉 △6四歩 ▲8八銀 △7四歩 ▲6八金寄 △8四歩
▲3八飛 △8三銀 ▲5七銀 △7二金 ▲5六銀 △6三金左
▲4六歩 △1二香 ▲1六歩 △1四歩 ▲7九金 △1三桂
▲4五歩 △同 歩 ▲4八飛 △3五歩 ▲4五銀 △5二銀
▲5四歩 △同 歩 ▲4四銀 △4二飛 ▲3五歩 △7五歩
▲5三歩 △7六歩 ▲6六角 △5三金 ▲同銀成 △同 銀
▲4三金 △4一歩 ▲5三金 △4八飛成 ▲同 角 △4九飛
▲5二飛 △4八飛成 ▲5一飛成 △3三角 ▲6六角 △5一角
▲7三歩 △同 角 ▲4八角 △4九飛 ▲4三飛 △7七銀
▲6三銀 △8八銀不成▲同 玉 △6五歩 ▲7二銀成 △同 銀
▲6二金 △7一銀 ▲7二金 △同 銀 ▲7四銀 △5五角
▲6六銀 △7三角 ▲6三金 △6一金 ▲7二金 △同 金
▲6三銀打 △7一銀 ▲7二銀成 △同 銀 ▲6二金 △同 角
▲3七角 △7三銀打 ▲4九飛成 △6六歩 ▲4一龍 △5一金
▲4三龍 △8三銀打 ▲同銀成 △同 銀 ▲6三銀 △3六歩
▲7三角成 △同 角 ▲7四銀打 △6七歩成 ▲8三銀成 △同 玉
▲6七金 △8二金 ▲7一飛 △6二銀 ▲7四銀打 △9三玉
▲6二銀不成△同 金 ▲8三銀打 △5五角打 ▲7七歩 △同歩成
▲同 桂 △9二銀 ▲同銀成 △同 香 ▲9六歩
まで143手で先手の勝ち

第5局

先手:定跡道場3
後手:激指14

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩
▲7八金 △3二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲3四飛 △3三角 ▲3六飛 △8四飛
▲2六飛 △2二銀 ▲8七歩 △5二玉 ▲5八玉 △5一金
▲4八銀 △6二銀 ▲3六歩 △7四歩 ▲3五歩 △7五歩
▲同 歩 △1四歩 ▲3八金 △9四歩 ▲3七桂 △9五歩
▲3三角成 △同 桂 ▲7四歩 △3六歩 ▲同 飛 △5四角
▲2六飛 △3六歩 ▲3四歩 △3七歩成 ▲同 銀 △4五桂
▲6六角 △3七桂成 ▲同 金 △8五飛 ▲2二角成 △2五銀
▲3二馬 △2六銀 ▲同 金 △2八飛 ▲4八銀 △2六飛成
▲3三歩成 △3六桂 ▲3九銀 △2九龍 ▲7二銀 △4二金打
▲3四桂 △3二金 ▲同 と △7一銀 ▲同銀成 △6四歩
▲8一成銀 △同 角 ▲7三歩成 △4八桂成 ▲同 銀 △6九銀
▲6八玉 △7八銀成 ▲同 銀 △7九角 ▲7七玉 △7五飛
▲7六歩 △7三飛 ▲8四金 △7二飛 ▲5五桂 △6一玉
▲6三銀 △7三金 ▲7二銀成 △同 角 ▲7三金
まで95手で先手の勝ち

第6局

先手:激指14
後手:定跡道場3

▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △8五歩 ▲7七角 △3四歩
▲8八銀 △3二金 ▲7八金 △4二銀 ▲2二角成 △同 金
▲7七銀 △6二銀 ▲3八銀 △3二金 ▲9六歩 △6四歩
▲4六歩 △9四歩 ▲4七銀 △6三銀 ▲6八玉 △5二金
▲1六歩 △1四歩 ▲5八金 △4一玉 ▲3六歩 △5四銀
▲5六銀 △4四歩 ▲7九玉 △7四歩 ▲6六歩 △3一玉
▲3七桂 △7三桂 ▲2五歩 △3三銀 ▲4五歩 △同 歩
▲3五歩 △4四銀 ▲1五歩 △同 歩 ▲2四歩 △同 歩
▲7五歩 △同 歩 ▲2四飛 △2三歩 ▲2九飛 △6三金
▲1二歩 △同 香 ▲3四歩 △3八角 ▲3九飛 △2七角成
▲1一角 △2八馬 ▲4四角成 △3九馬 ▲2二歩 △4二玉
▲2一歩成 △7六歩 ▲同 銀 △7七歩 ▲同 金 △4九馬
▲6七銀右 △3八飛 ▲2二と △同 金 ▲同 馬 △5一玉
▲3三馬 △6一玉 ▲7五桂 △5八馬 ▲同 銀 △同飛成
▲7八金打 △3二歩 ▲6三桂成 △同 銀 ▲4三角 △5二銀打
▲7四歩 △同 銀 ▲5一金 △7一玉 ▲5二金 △3三歩
▲6二銀 △同 飛 ▲同 金 △8二玉 ▲6九銀 △5九龍
▲7五歩 △9七銀 ▲同 香 △3六角 ▲6八飛 △5八金
▲7四歩 △6八金 ▲同 金 △6九角成 ▲同 金 △6八銀
▲8八玉 △7七銀成 ▲同 玉 △6五桂打 ▲同 歩
まで119手で先手の勝ち

第7局

先手:定跡道場3
後手:激指14

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4二飛 ▲6八玉 △6二玉
▲7八玉 △7二玉 ▲4八銀 △3五歩 ▲4六歩 △4四歩
▲2五歩 △3三角 ▲4七銀 △3二銀 ▲5八金右 △8二玉
▲3六歩 △7二銀 ▲9六歩 △5二金左 ▲9五歩 △4五歩
▲同 歩 △同 飛 ▲4六歩 △4二飛 ▲3五歩 △4五歩
▲2六飛 △4六歩 ▲同 銀 △3八歩 ▲3三角成 △同 銀
▲6五角 △6四角 ▲4七歩 △4三金 ▲3四歩 △同 銀
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲4三角成 △同 銀
▲2三飛成 △4五歩 ▲3七銀 △2二角 ▲8八銀 △3九歩成
▲6五金 △3八と ▲6四金 △同 歩 ▲3六銀 △2九と
▲7七角 △同角成 ▲同 銀 △4一飛 ▲2九龍 △5五角
▲4五銀 △3七角成 ▲3八歩 △5五馬 ▲5六銀 △3三馬
▲2二角 △5四歩 ▲3三角成 △同 桂 ▲2四歩 △5五歩
▲同 銀 △6五桂 ▲6六銀上 △4五桂 ▲6五銀 △同 歩
▲5三桂 △2二角 ▲5六歩 △4四銀 ▲4一桂成 △5五銀
▲4二飛 △5六銀 ▲2二飛成 △6六歩 ▲同 歩 △5七桂成
▲同 金 △同銀成 ▲8八玉 △6八銀 ▲6四桂 △7一金打
▲5一成桂 △同 金 ▲7二桂成 △同 金 ▲6三銀 △6二金打
▲7二銀成 △同 金 ▲4五角 △6二銀 ▲5二歩 △6一金
▲1一龍 △5三桂 ▲6一龍 △4五桂 ▲5四角 △6三銀打
▲4五角 △5五角 ▲5三金 △6六角 ▲7七香 △5三銀
▲6三角成 △7一金打 ▲7二馬 △同 金 ▲6三銀 △7七角成
▲同 桂 △同銀不成 ▲同 玉 △6七成銀 ▲8八玉 △7七成銀
▲同 玉 △8五桂 ▲6八玉
まで141手で先手の勝ち

第8局

先手:激指14
後手:定跡道場3

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲6八玉 △7二銀 ▲7八玉 △9四歩 ▲5六歩 △3二銀
▲5八金右 △4三銀 ▲7七角 △7四歩 ▲2五歩 △3三角
▲6八角 △2二飛 ▲6六歩 △6四歩 ▲6七金 △7三桂
▲7七桂 △5二金左 ▲8九玉 △6二玉 ▲7八金 △7一玉
▲3六歩 △4五歩 ▲3七桂 △5四銀 ▲5七角 △6三金
▲1六歩 △8二玉 ▲5九銀 △9五歩 ▲6八銀右 △8四歩
▲8八銀 △8三銀 ▲7九銀右 △7二金 ▲8六歩 △1四歩
▲2四歩 △同 歩 ▲2六飛 △6二金引 ▲3五歩 △4四角
▲3六飛 △3五歩 ▲同 角 △3二飛 ▲4四角 △3六飛
▲5五歩 △6三銀 ▲4五桂 △5二銀 ▲5四歩 △同 歩
▲1七角打 △6三金直 ▲5三桂成 △同 銀 ▲同角成 △同 金
▲同角成 △3九飛成 ▲6一銀 △9四桂 ▲7二銀成 △同 銀
▲6二金 △8六桂 ▲7二金 △同 玉 ▲6八金引 △5六角
▲6三金 △8二玉 ▲6四馬 △6二金 ▲8三歩 △同 玉
▲6二金 △7八桂成 ▲同 金 △8二金 ▲7一銀 △8一金
▲6三金 △8二銀 ▲同銀成 △同 金 ▲7一銀 △7八角成
▲同 玉 △4八飛 ▲8七玉 △8六金 ▲同 玉 △8八飛成
▲同 銀 △8五銀 ▲8七玉
まで111手で先手の勝ち

第9局

先手:定跡道場3
後手:激指14

▲7六歩 △8四歩 ▲6八飛 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀
▲1六歩 △1四歩 ▲4八玉 △4二玉 ▲3八銀 △3二玉
▲7八銀 △5四歩 ▲6七銀 △5二金右 ▲4六歩 △5三銀
▲5八金左 △7四歩 ▲3九玉 △8五歩 ▲7七角 △6四銀
▲2八玉 △7五歩 ▲7八飛 △7六歩 ▲同 銀 △7二飛
▲6七金 △7六飛 ▲同 金 △6七銀 ▲6五歩 △5五銀
▲同 角 △同 角 ▲7七飛 △5八角 ▲7一飛 △7七角成
▲同 金 △4九角成 ▲同 銀 △7九飛 ▲3八銀打 △5九金
▲4八銀 △5八銀成 ▲4七銀直 △4八成銀 ▲6六角 △5八金
▲1一角成 △3九飛成 ▲1七玉 △3八成銀 ▲同 銀 △2二銀打
▲2一馬 △同 玉 ▲4一飛成 △4二金 ▲1三桂 △同 銀
▲6六角 △5三角 ▲2六歩 △4四歩 ▲1二銀 △同 玉
▲3一龍 △2一銀 ▲2八金 △4八金 ▲2七銀打 △3五桂
▲5六歩 △7三桂 ▲9一龍 △6五桂 ▲6七金 △3二金
▲4九香 △2七桂成 ▲同 玉 △3八金 ▲3九角 △同 金
▲2五桂 △2四銀打 ▲1五歩 △2五銀 ▲同 歩 △1五歩
▲同 香 △1四歩 ▲同 香 △同 銀 ▲1三歩 △2二玉
▲2六銀 △1五銀打 ▲2一龍 △同 玉 ▲5一飛 △3一角
▲1七銀打 △1六歩
まで110手で後手の勝ち

第10局

先手:激指14
後手:定跡道場3

▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7八金 △3二金
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2八飛 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩 △8四飛 ▲3八銀 △3四歩
▲2七銀 △3三角 ▲3六銀 △2二銀 ▲1六歩 △1四歩
▲7六歩 △4一玉 ▲6九玉 △6二銀 ▲5八金 △5二金
▲6六歩 △4四歩 ▲6八銀 △4三金右 ▲5六歩 △5四歩
▲6七金右 △9四歩 ▲9六歩 △4二角 ▲7七銀 △7四歩
▲7九角 △7三桂 ▲6八角 △6四歩 ▲7九玉 △6三銀
▲8八玉 △3一玉 ▲8六銀 △8一飛 ▲4六歩 △3三桂
▲1七桂 △2一玉 ▲2五桂 △6五歩 ▲同 歩 △2四歩
▲3三桂成 △同 角 ▲2五歩 △4五歩 ▲7七銀 △7五歩
▲2四歩 △6五桂 ▲6六銀 △7四桂 ▲5五歩 △6四銀
▲4五歩 △2七歩 ▲同 飛 △2六歩 ▲同 飛 △6六桂
▲同 金 △5五銀 ▲4四桂 △同 金 ▲6五金 △6七歩
▲5七角 △5六銀 ▲2三歩成 △同 銀 ▲2四歩 △1二銀
▲2五桂 △5七銀不成▲3三桂成 △同 金 ▲6九歩 △4三金引
▲4四歩 △同金直 ▲4五桂 △3二金 ▲2三歩成 △同 銀
▲同飛成 △同 金 ▲2四歩 △8六歩 ▲3二銀 △同 玉
▲2三歩成 △同 玉 ▲2四歩 △同 玉 ▲8六歩 △8七歩
▲同 玉 △8二飛打 ▲3三角 △2三玉 ▲2四歩 △3二玉
▲9七玉 △4五金 ▲2三金 △4一玉 ▲4三歩 △5九角
▲4二歩成 △同 飛 ▲同角成 △同 玉 ▲6八歩 △4四金
▲3二飛 △5三玉 ▲7二飛成 △6八歩成 ▲7三龍 △5二玉
▲5三歩 △6一玉 ▲6三龍 △7一玉 ▲5二歩成 △8二玉
▲7四金 △7一桂 ▲6二龍 △9三玉 ▲7三龍 △9二玉
▲8四金 △8三歩 ▲9五歩 △8四歩 ▲9四歩 △8三飛
▲9三歩成 △同 飛 ▲同 龍 △同 玉
まで160手で後手の勝ち

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(2)激指14vs激指8の10番真剣勝負

激指14と今から7年前(2008年12月)に発売された激指8との10番勝負。こちらも七年間でどれくらい強くなったのか試して見た。その結果は、驚きの10戦全勝。正直6局やった所で、これは激指8は勝てないのではないかと思い、そこでやめようか迷ったが、とりあえず10局まではという事で実際に指させてみた。対局方法は対定跡道場3とまったく同じ。これだけ差があると、100局試しても、勝つことがあるかどうかという感じになるのかもしれない。
なお、この対戦では途中とても参考になる手筋を激指14が指したので、それについてメルマガの「ごろ寝観戦記」風に書いてみた。

以下がその結果。(棋譜は感想の下に)

番数 先手 戦型(激指14-激指8) 手数と勝ったソフト 形勢の分かれ目(激指14から見て)
第1局 激指8 後手超急戦矢倉 106手まで激指14 20手まで定跡手。25手目の▲8七歩を敗着?とし、そこから激指14有利、34手目の△4二玉から優勢。
(居玉の超急戦棒銀炸裂、優勢から盤石に勝ち切る)
第2局 激指14 相矢倉戦 145手まで激指14 31手まで定跡手。46手目の△4五歩を疑問手。71手目から激指14有利、89手目の▲3六金から優勢。
(難解で互角の中盤から終盤に入り抜け出す)
第3局 激指8 四間飛車対居飛車(乱戦) 104手まで激指14 12手まで定跡手。49手目の▲6六龍を敗着?とし、そこから激指14有利、72手目の△7七金から優勢。
(形勢判断の難しい将棋だったがまとめきった)
第4局 激指14 藤井システム対居飛穴模様 99手まで激指14 31手まで定跡手。38手目の△5五桂を敗着?としたが、激指14有利にしたのは69手目▲8七歩から。73手目▲2五桂から優勢。
(難解な攻めと凌ぎを抜け出す:※「ごろ寝観戦記」
第5局 激指8 居飛車急戦(袖飛車)対四間飛車 114手まで激指14 22手まで定跡手。31手目の▲5六銀を敗着?とし、そこから激指14有利、40手目の△6五歩から優勢。
(序盤有利から勝ちまで緩みなく:※「ごろ寝観戦記」
第6局 激指14 相居飛車(力戦模様) 105手まで激指14 15手まで定跡手。16手目の△8四飛を敗着?とし、そこから激指14有利、53手目の▲6六角から優勢。
(模様の良さを有利から勝ちまで完勝)
第7局 激指8 相矢倉戦 104手まで激指14 50手まで定跡手。80手目から激指14有利、103手目の▲2二飛を疑問手?とし、104手目の△3三玉から優勢の瞬間投了。
(互角の中盤から抜け出した)
第8局 激指14 横歩取り 93手まで激指14 29手まで定跡手。30手目の△3三桂は疑問手?だが、、激指14有利は45手目の▲3五歩から。59手目の▲2四歩から優勢。
(中盤の有利から確実に勝ち切る完勝)
第9局 激指8 居飛車棒銀対四間飛車 158手まで激指14 24手まで定跡手。62手目△8四飛から激指14有利、72手目△6七銀成から優勢。
(中盤の有利をきっちり勝ち切り完勝)
第10局 激指14 角換わり棒銀 135手まで激指14 15手まで定跡手。30手目の△7二銀を疑問手?とし、そこから激指14有利、51手目の▲2三桂不成から優勢。
(緩急織り交ぜて完勝)

(戦況と感想)(激指14から見て)

こちらの10局の戦型は、対抗形が4局で、居飛車系統が6局と道場3の時より振り飛車は少ない。そして一局目を除くと、意外に中盤、難解な将棋になっているのが多い。しかしそこから抜け出すのは常に激指14だった。と言うことは、やはりそれだけ強い。特に中盤から終盤に入る所での有利の拡大の力が非常に強くなったということが言えそうだ。

ではまず、第1局から順に流れを見ていきたい。
第1局はいきなり激指14が超急戦を仕掛けた。これは正直驚きだった。この戦法、以前将棋センターの二段位の人に受け方を話したこともあるが、居玉の原始棒銀とは言え意外に難しい。ただ、受けの強いソフト同士だと攻めきるのは大変ではと思っていたがこの将棋は逆に一番激指14が圧倒した将棋だった。この戦型でこの勝ち方では以降も圧倒するのかと思っていたが、この後の戦いは意外に(中盤は)難解な将棋が多くなりそのことにも驚いた。

第2局はガップリ四つの相矢倉。激指14は46手目の△4五歩を疑問に上げていたが、実際に見ている時は、「これ攻めきれるのかな?」と思っていた。が、結局、▲3三歩のくさびが最後まで残り、逆に△8四銀は遊び駒として残ってしまった為、激指14優勢になったという将棋。

第3局はこの10局の中で唯一毛色の違った一局という風に捉えている。というより形勢判断の難しい将棋だった。戦型は角交換振り飛車だが、激指14が動いた為乱戦に。22手目の△5六飛は欲張りすぎとも見え、さらに26手目の△5八飛成と切った手は、唯一「ひえー!」と思った手。ここで飛金交換の駒損をして果たしてどうなのか?実は、激指8は自分の方が良いと判断し、激指14はまだ互角だと判断していた。正直、激指8に軍配を上げたい所なのだが、唯一これだけなのでそこまでの自信もなく、あまり大きく取り上げずにここに記すだけにしている。

第4局、戦型は激指14の藤井システムから居飛車陣への仕掛け。この仕掛け、居飛車側も嫌だろうが、仕掛けている振り飛車も玉が居玉なので反動がきつくて嫌なもの。途中の激指14の手順がすばらしかったのでこの下の「ごろ寝観戦記」で取り上げた。

第5局、これも居飛車対四間飛車だが、居飛車は何と奇襲の部類にも入る袖飛車。しかしこれをうまく指し(激指14)有利に。有利から勝ち切った将棋なのでそれほど見るべき所はないが、それでも寄せはすばらしかった。とても勉強になるのでこれも「ごろ寝観戦記」に書いてみた。

第6局は居飛車の戦いだが、後手の激指8が、5筋の位を取った為、見たことのない手将棋に。しかしここから巧みに動き、特に47手目▲8六歩と一歩を取りにここから動いた手が読みの入った手順(ソフトに使う言葉か微妙だが)で徐々に有利に。完勝譜だった。

第7局、ガップリの相矢倉二局目。しかもこれも▲6五歩と激指8が桂のタダ取りを目指した。が、結局そこから手を作られ、激指14有利、そして勝ちまで持っていった。中盤での判断と、手の作り方が実にうまい。

第8局、激指8との唯一の横歩取り。先に香損しても▲8五歩から▲7七角が厳しいと読んだ激指14の判断勝ち。さらに43手目の▲2二歩が好手で見事に勝ち切った。

第9局、振り飛車に棒銀。中盤で少し有利にすると、後はその差を広げるばかり。頑強に抵抗されると、人間だとつい焦ってしまうこともあるが、そこはソフト、じっくり差を詰めさせないように攻めて完勝。

第10局は唯一の角換わり戦。但し、先手の激指14はあまり見なくなった棒銀。定跡なので、部分的には互角のはずだが、果敢に攻めてあっという間に優勢に。その後の反撃も冷静に受けてしっかり勝ち切った。これも完勝譜と言える。

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※「ごろ寝観戦記」風「ソフトに学ぶ高等手筋:第4局・第5局」

ここからはメルマガに載せている「ごろ寝観戦記」風に「ですます調」で書いていきます。
取り上げたのは激指14vs激指8の第4局と第5局。これ以外、たとえば定跡道場3との対戦の中にも感心した手は多数あるのですが、特に印象に残った箇所としてこの二局を取り上げています。図面だけですと分かりづらいので、kifu for Windowsなどに入れて一緒に考えて見て下さい。

まずは第4局から。


これは、先手激指14の四間飛車、藤井システムに後手の激指8は、居飛車穴熊をにおわせる駒組みです。30手目△7四歩と突いたのは、「場合によったら居飛車から攻めるよ。」と言っている手ですが、これをキズと見て、▲2五桂と果敢に攻め掛かり戦いが始まります。

この仕掛けが果たして成立しているのかどうか。藤井システムは僅かな形の違いで成立したりしなかったり。しかも一度差が付くとその差を埋められないことの多い戦型です。

私も昔はそれなりに指してはいたのですが、結構うまく行ったように見えても、予想以上に居玉が薄く、反撃されて負けることも多かったですね。
特に本譜でも出てきましたが、(居飛車にとって)△5五桂と打つのが、角道を止めつつ反撃になって味が良い。

さて、激指14の形勢評価を見ると、この左上図、▲2五桂まで「定跡手」となっています。そしてその後、形勢判断は、100点前後は動きますが、67手目の▲6九玉まで互角のまま。
その途中に、非常に参考になる手筋が出ていますので、今回はその紹介です。

56手目△4六歩と打たれた局面が左下図。ここはまだ「互角」の評価ですが、この局面を考えて見て下さい。

今回の検証には、それぞれのソフトに私が一手ずつ指し手を入れています。そして30秒将棋ですから、その間は私も考えているということです。
ただし、そんなに深く考えられはしません。第一感とか筋はこうだな?とか一緒に考えながら指し手を入れているだけです。

そんな訳で、ここでも「どちらが良いのかなぁ?△4六歩は結構厳しいし、・・・しかしまあ、引くよりしょうがないだろ。」と思ってました。ところが・・・

(ここで考慮時間です:この下に引き続き答えを書いていきますので、これ以降の進行を考えておいて下さい。ソフト同士の指し手をここから13〜15手前後まで当てられたら天才です。)

さて、後手の激指8は急所の△4六歩です。「こんな所でボロっと取られてはダメだから▲3八銀よりないだろ。以下△4五金なら▲3七桂かじっと▲1三香成か?」などと思っていました。すると・・・。

激指14の指した手は▲5五角!「なるほど!金銀二枚取られても飛車を取れれば良し、と。しかし△8六飛で今度は飛成りと銀取りが残るけど」と思う間もなく激指8は△8六飛。「うーん、▲8八香で先手を取ってもなぁ。△8七歩を打たれて・・・」などと考えていると、そこで激指14▲8七歩!!!「そっか、なるほど!」

飛車先を切られた時に▲8七歩と先手で叩き、△同飛成に▲8八歩と先手で受けるという手筋はごくまれですが、出てきます。普通は龍を作られては損ですから、受けるなら単に▲8八歩なのですが、どうしても先手を取りたい場合、つまり龍を作られる以上に先手を取らなければならない場合の非常手段の手筋。

この手筋、実際にどれくらい実戦で出るか分かりませんが、(△8六飛と走られる局面で)多くても20局とか30局に一回くらいのものでしょう。しかしそれほどごく僅かな出現率の手筋であっても、それを使う場面ではしっかり使える。それが強いということでもある訳です。(←今回、気づけなかった自分に言い聞かしてます)

そして感心する手順はまだ続きます。△7六龍に▲7七歩とまさにちょうど足りるように最後の歩を打って止めると、△4六の歩を払い、▲8七歩!
歩で足りるのですから、▲8七香などと打ってしまってはダメです。
しかも△4六の金はすぐに取りません。△4七歩成とされる「と金」は脅威ですが、△4六金のままでしたらたいした脅威ではないからです。節約した香を▲4四にぶち込めば△3三金に▲2五桂と気持ちよく打って「この将棋もらったな」と思う瞬間です。

実際、この▲2五桂と打った所で、先手有利(+485点)が、先手優勢(+908点)に変わっています。今回、形勢判断を見ていても、ずいぶん正確になったと思いましたね。

どうでしたか?▲5五角に始まり、飛車頭の連打、そして銀頭の歩を払い再度龍頭に突き出す歩。トドメは温存した香を▲4四香と急所への打ち込み。

難解な形勢と思っていた局面を見事に優勢まで持って行ってしまいました。ちなみに、△4六歩を打たれてからこの歩を払うまでに、9手、△4六金と銀を取られた金を取り返すまでに同じく9手、間が開いているのです。

普通はすぐに取り返したり、すぐ何か応対しないといけないと思ってしまいますが、こういう手を見せられると、もっと学ぶべきものはたくさんあるのだなと感じる手順でした。

では続いて第5局を見ていきます。


これは、前局とは逆で、先手が激指8の四間飛車です。対して後手の激指14は何と袖飛車。書かれた本もほとんどないですし、それ故定跡らしい定跡もないはずなのですが、激指14の形勢評価には22手目の△6四銀まで定跡手とありますね。

その後、26手目△7六歩と(先手から見て)打たれますが、こう打たれるのは、まだ互角の表示ですが、個人的にはちょっと嫌です。と言うのも、後手の指し手が△7四飛〜△7三桂〜△6五歩と狙いがはっきりするからです。
実際この後、左上図の▲5六銀を敗着?と表示(まあ、敗着と言ってしまうのは可哀相過ぎますが、疑問手くらいではあるでしょう)し、ここから激指14は自分の方が有利だと判断しています。

実際この局面、指し手を入れている時は、△7三桂と跳ねるくらいかと思っていたのですが、ここで△7七歩成が機敏でした。確かにどちらで取っても△7六銀と出られてしまう。

有利になってからも38手目の△6四歩などは落ち着き払った手で参考になりますね。つい飛角取りに銀を打てますから打ってしまいたくなりますが、相手に駒を渡して危険です。
ただ、激指8も粘りはあります。悪いながらも食い付いて▲5三に馬を作り、取った銀をさらに受けに使って抵抗。
そして迎えた問題図(左下図)

81手目▲8八角の局面です。ここで後手の手を考えてもらいたいのです。図面は逆にしていませんので、このまま後手の指し手を考えて下さい。
その前に、ここでの評価値を見てみましょう。激指8は、-1293で後手優勢、激指14は、-2491で後手勝勢です。


私はこの局面、指し手を入れながら、ひと目の筋、つまり△8八同龍▲同馬△3六桂打▲同歩△同桂▲3七玉で寄るのかなぁ?と考えていました。
以下△2八角には▲3六玉△1九角成△4七玉。「うーん、寄りははっきりはしない。△7四龍とか引っ張ってきたり、一旦△6九龍と逃げておいても十分そうなだけに迷うな。」と。
さあ、皆さんはどう考えますか?

(ここで考慮時間です:この下に引き続き答えを書いていきますので、これ以降の進行を考えておいて下さい。7手目がキモです、という大きなヒントを出しておきます。ここから先手玉を華麗に寄せ切れればプロ並み、激指14と同等以上の棋力です。)

さて、もし▲8八が馬で、▲6六が角なら龍を切るのにそれほど躊躇はしないでしょう。▲8八に残るのが馬なのがちょっと嫌、というか心配なのですね。もし玉を左辺に逃がしたとき、この馬が助けになりそうだからです。

なので実戦だと、私も△6九龍とか一旦逃がしそうだなぁと思っていましたが、激指14はスパッと△8八同龍!▲同馬に△3六桂打です。
「ほう、やっぱりこれで寄るんだ。」と思って見ていましたら、▲3六同歩△同桂▲3七玉に、そこで△6八飛!!!「ほう!なるほど〜!!!」でしたね。

△8八龍と切る時に、このタイミングで打つ△6八飛が見えているかどうか、これがすべてと言っても良いでしょう。

つまりこの飛車を打たないと、△2八角には▲3六玉と桂を取られてしまいます。もちろんそれでも先手玉はかなり危険ではありますが、勝ちきるまでにはまだまだ波乱がありそうです。(△6八飛と打つのが若干遅れても、つまり△2八角▲3六玉の後でも、△6八飛は厳しいですが、△1九角成▲4七玉の交換まで進めてしまうともう難解です)

一方、本譜のように△6八飛と打っておけば、これは馬取りですから、この馬を何とかしなければいけません。激指8は▲5八飛と打ちましたが、もちろん単に▲7七馬など逃げても、△2八角に▲3六玉と桂は取れない。取れば、△3五金から△4六金で詰みだからです。つまり、△6八飛は馬取りであると同時に▲5八への逃げ道を防いだ訳です。そして△3六の桂を取れないとなれば、この桂は、本譜もそうですが、△4八桂成と金との交換になります。

結局、△6八飛に気づけば、△3六桂と▲4八金が交換になり、この手に気づかなければ△3六桂をタダ取りされるという訳です。終盤に来て、持ち駒が金一枚違う、それは勝敗に直結すると言っても過言ではないでしょう。
問題図の局面で、激指8は悪いながらもまだ-1293と考えていました。しかし激指14はすでに-2491で勝勢との評価。それは△6八飛から寄ると言うことをしっかり認識していたからかもしれません。

さて、第4局では中盤から終盤にかけて互角から優勢に持っていく指し方、そしてこの第5局では終盤の寄せ方。どちらも見事でした。そしてこれだけではなく、様々な局面で「なるほど!」と感心する場面も多々ありました。そうした手を数多く見ることで、もっと感覚を向上させる。昔のソフトは筋が悪すぎて、使うと弱くなると言っていたものですが、今のソフトの筋の良さは十分過ぎるほどの性能ですので、そうした心配もいりません。今回の20局は戦わせてみてたいへん面白かったですし、勉強になりましたのでまた引き続きやってみたいと思っています。

第1局

先手:激指8
後手:激指14

▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 △8五歩
▲7七銀 △5二金右 ▲4八銀 △7二銀 ▲7八金 △8三銀
▲7九角 △8四銀 ▲5六歩 △6四歩 ▲5七銀 △6五歩
▲同 歩 △9五銀 ▲8八銀 △8六歩 ▲同 歩 △同 銀
▲8七歩 △8八角成 ▲同 金 △8七銀不成▲8四歩 △7六銀成
▲5五角 △4四銀 ▲4六角 △4二玉 ▲6八銀 △6六成銀
▲5七銀 △6五成銀 ▲7八飛 △8四飛 ▲3六歩 △4五銀
▲3七角 △3六銀 ▲1五角 △3二玉 ▲3八金 △6六歩
▲7七飛 △8六飛 ▲6八銀 △5六成銀 ▲6九玉 △8五飛
▲4八角 △4五飛 ▲3七桂 △4四飛 ▲4六歩 △同 飛
▲1六歩 △2七銀不成▲3九金 △2八銀不成▲4九金 △1九銀成
▲5七銀 △4七飛成 ▲5六銀 △同 龍 ▲5七銀 △6七龍
▲6八銀 △6二香 ▲5八金 △5六龍 ▲5七金 △2六龍
▲7八金 △2九龍 ▲5九銀 △4九龍 ▲4五桂 △4四歩
▲6八金 △8六銀 ▲7六飛 △8七銀成 ▲6六金 △8八歩
▲3三歩 △2二玉 ▲5三桂不成△同 金 ▲6三歩 △8九歩成
▲7八金 △7九と ▲同 玉 △5七角 ▲同 角 △5九龍
▲6九角 △7八成銀 ▲同 玉 △5七龍
まで106手で後手の勝ち
第2局

先手:激指14
後手:激指8

▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀
▲5六歩 △5四歩 ▲4八銀 △4二銀 ▲5八金右 △3二金
▲7八金 △4一玉 ▲6九玉 △7四歩 ▲6七金右 △5二金
▲7七銀 △3三銀 ▲7九角 △3一角 ▲3六歩 △4四歩
▲3七銀 △8五歩 ▲2六歩 △4三金右 ▲4六銀 △6四角
▲3七桂 △7三角 ▲2五歩 △3一玉 ▲1六歩 △5三銀
▲1五歩 △6四銀 ▲6八角 △7五歩 ▲同 歩 △同 銀
▲7六歩 △8四銀 ▲7九玉 △4五歩 ▲同 桂 △2二銀
▲2九飛 △4四歩 ▲3五歩 △同 歩 ▲3三歩 △4二金寄
▲5五歩 △4五歩 ▲同 銀 △5五角 ▲3五角 △4四歩
▲5六歩 △3七角成 ▲4四銀 △3四金 ▲4六角 △同 馬
▲同 歩 △4七角 ▲3九飛 △3八歩 ▲2九飛 △3六角成
▲5三銀成 △3三銀 ▲4二成銀 △同 銀 ▲8八玉 △4三銀打
▲7一角 △7二飛 ▲1七角成 △3五桂 ▲2六馬 △同 馬
▲同 飛 △3七角 ▲1六飛 △2五金 ▲3六金 △同 金
▲同 飛 △1九角成 ▲3三歩 △2四金 ▲6一角 △8二飛
▲2五歩 △同 金 ▲3二金 △同 銀 ▲同歩成 △同 玉
▲2五角成 △3三香 ▲3五飛 △4三歩 ▲6五飛 △5二金
▲8三銀 △同 飛 ▲4四桂 △同 歩 ▲5二馬 △4三銀打
▲4二馬 △同 玉 ▲7二銀 △7三飛 ▲6三銀成 △5三桂
▲同成銀 △同 玉 ▲6一飛成 △5二銀 ▲8一龍 △4三玉
▲8四龍 △7二歩 ▲6五桂 △4六馬 ▲7三桂成 △同 馬
▲同 龍 △同 歩 ▲2二飛 △3二銀 ▲2五角 △3四香
▲同 角 △同 玉 ▲3二飛成 △3三飛 ▲4六桂 △4五玉
▲3三龍
まで145手で先手の勝ち

第3局

先手:激指8
後手:激指14

▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △4二飛 ▲4八銀 △6二玉
▲6八玉 △7二玉 ▲7八玉 △3五歩 ▲5六歩 △3二飛
▲2二角成 △同 銀 ▲5八金右 △8二玉 ▲8八玉 △3六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲3七歩 △5六飛 ▲3四角 △4四角
▲9八玉 △5八飛成 ▲同 金 △3二金 ▲6六歩 △同 角
▲6八飛 △4四角 ▲6三飛成 △7二銀 ▲6四龍 △9四歩
▲6三歩 △5四歩 ▲同 龍 △3三銀 ▲7八角 △9五歩
▲5五歩 △4二銀 ▲6五龍 △7四歩 ▲5七銀 △7三桂
▲6六龍 △6五歩 ▲3六龍 △3三桂 ▲5六銀 △5三銀
▲4六歩 △6四銀 ▲4五歩 △5三角 ▲8八玉 △6三銀
▲2五歩 △7二金 ▲4七龍 △7五歩 ▲同 歩 △7六歩
▲7四歩 △8五桂 ▲6八銀 △7四銀 ▲8六歩 △7七金
▲同 桂 △同歩成 ▲同 銀 △同桂成 ▲同 龍 △7六歩
▲同 龍 △7五銀左 ▲6七龍 △7七歩 ▲同 龍 △7六歩
▲4七龍 △7七銀 ▲7九玉 △6六桂 ▲8九角 △5八桂成
▲同 飛 △6六銀上 ▲6四歩 △3五角 ▲4六桂 △5七金
▲6九玉 △4七金 ▲同 銀 △4九飛 ▲5九金 △4七飛成
▲7三歩 △4六角
まで104手で後手の勝ち

第4局

先手:激指14
後手:激指8

▲1六歩 △3四歩 ▲7六歩 △8四歩 ▲6六歩 △6二銀
▲7八銀 △4二玉 ▲6八飛 △3二玉 ▲3八銀 △5四歩
▲6七銀 △5二金右 ▲1五歩 △5三銀 ▲5八金左 △3三角
▲4六歩 △2二玉 ▲3六歩 △4四歩 ▲3七桂 △8五歩
▲7七角 △4三金 ▲6五歩 △3二金 ▲4七銀 △7四歩
▲2五桂 △4二角 ▲4五歩 △3三桂 ▲同桂成 △同金上
▲2五桂 △5五桂 ▲5六銀左 △8六歩 ▲同 歩 △4五歩
▲3五歩 △4四金左 ▲4六歩 △2一玉 ▲4五歩 △3五金
▲1三桂成 △同 香 ▲5五銀 △同 歩 ▲1四歩 △同 香
▲同 香 △4六歩 ▲5五角 △8六飛 ▲8七歩 △同飛成
▲8八歩 △7六龍 ▲7七歩 △8六龍 ▲4六銀 △1五角
▲6九玉 △4六金 ▲8七歩 △8三龍 ▲4四香 △3三金
▲2五桂 △2四金 ▲1三香成 △2五金 ▲4六角 △1一歩
▲4三香成 △3二銀打 ▲5三成香 △8七龍 ▲8八歩 △8六龍
▲5五角 △2二銀打 ▲1四銀 △3三桂 ▲4二金 △2四金
▲3二金 △同 玉 ▲3三角成 △同 銀 ▲2三銀成 △同 金
▲4三銀 △2一玉 ▲2三成香
まで99手で先手の勝ち

第5局

先手:激指8
後手:激指14

▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀 ▲6八飛 △4二玉
▲1六歩 △1四歩 ▲7八銀 △3二玉 ▲3八銀 △5四歩
▲5八金左 △5三銀 ▲4八玉 △7四歩 ▲3九玉 △7二飛
▲6七銀 △7五歩 ▲同 歩 △6四銀 ▲4六歩 △7五銀
▲2八玉 △7六歩 ▲9六歩 △4二銀 ▲4七金 △7四飛
▲5六銀 △7七歩成 ▲同 桂 △7六銀 ▲6五銀 △同 銀
▲同 桂 △6四歩 ▲8二銀 △6五歩 ▲9一銀成 △5五桂
▲4八金引 △6七桂成 ▲7九香 △6八成桂 ▲7四香 △8九飛
▲9七角 △5九成桂 ▲3九金 △9九飛成 ▲8六角 △6六歩
▲8一成銀 △6七歩成 ▲5三桂 △同 銀 ▲同角成 △5八成桂
▲4九銀打 △4八成桂 ▲同 金 △6六角 ▲6四飛 △5一金右
▲5四馬 △5二香 ▲6六飛 △同 と ▲4四桂 △2二玉
▲5二桂成 △同金直 ▲5五馬 △3三銀 ▲6六馬 △7九龍
▲8二成銀 △4四桂 ▲8八角 △同 龍 ▲同 馬 △3六桂打
▲同 歩 △同 桂 ▲3七玉 △6八飛 ▲5八飛 △2八角
▲4七玉 △4八桂成 ▲同 玉 △8八飛成 ▲同 飛 △5六歩
▲5九香 △6七金 ▲3七銀 △5七歩成 ▲同 香 △1九角成
▲6一飛 △2九馬 ▲6七飛成 △4七金 ▲5九玉 △5七金
▲7七龍 △6五桂 ▲7九龍 △7七角 ▲6八歩 △8八角成
まで114手で後手の勝ち

第6局

先手:激指14
後手:激指8

▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △3二金 ▲7八金 △8五歩
▲7七角 △3四歩 ▲8八銀 △5四歩 ▲2五歩 △5五歩
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8四飛 ▲6九玉 △4四飛
▲4八銀 △2三歩 ▲2五飛 △5四飛 ▲3六歩 △4一玉
▲3七銀 △3三桂 ▲2六飛 △5六歩 ▲同 歩 △同 飛
▲4六銀 △7六飛 ▲3五歩 △7四飛 ▲5九金 △6二銀
▲3四歩 △同 飛 ▲3五歩 △5四飛 ▲3六飛 △2五桂
▲5五歩 △2四飛 ▲2六歩 △3三歩 ▲8六歩 △同 歩
▲同 角 △8四飛 ▲7五角 △8五飛 ▲6六角 △1七桂不成
▲同 桂 △5三歩 ▲2五桂 △2四歩 ▲7七桂 △8六飛
▲8七銀 △6六飛 ▲同 歩 △8二歩 ▲3四歩 △2五歩
▲1二歩 △5六角 ▲5八金 △1二香 ▲2四桂 △3四角
▲3二桂成 △同 銀 ▲2五歩 △7四桂 ▲5七銀 △7五桂
▲7六銀 △4五角 ▲2六飛 △7八角成 ▲同 玉 △8六桂
▲6八玉 △7八金 ▲5九玉 △7七金 ▲7五銀 △4五桂
▲4六銀 △7八桂成 ▲2四桂 △2三歩 ▲3二桂成 △同 玉
▲2四歩 △6八金 ▲同 金 △同成桂 ▲同 玉 △5七桂成
▲同 玉 △5六金 ▲同 玉
まで105手で先手の勝ち

第7局

先手:激指8
後手:激指14

▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀
▲5六歩 △5四歩 ▲4八銀 △4二銀 ▲5八金右 △3二金
▲7八金 △4一玉 ▲6九玉 △7四歩 ▲6七金右 △5二金
▲7七銀 △3三銀 ▲7九角 △3一角 ▲3六歩 △4四歩
▲3七銀 △6四角 ▲6八角 △4三金右 ▲7九玉 △3一玉
▲8八玉 △2二玉 ▲1六歩 △8五歩 ▲1五歩 △9四歩
▲1七香 △7三銀 ▲1八飛 △8四銀 ▲3五歩 △同 歩
▲同 角 △7三桂 ▲3六銀 △8六歩 ▲同 銀 △9五銀
▲同 銀 △同 歩 ▲6五歩 △同 桂 ▲6六歩 △8六歩
▲同 歩 △2八銀 ▲6五歩 △2九銀不成▲6八飛 △8六角
▲8七歩 △6八角成 ▲同 角 △3八飛 ▲2五銀 △2四歩
▲4六角打 △8一飛 ▲3四歩 △同 銀 ▲2四銀 △2三歩
▲3三歩 △4二金寄 ▲1三銀不成△同 香 ▲1四歩 △同 香
▲同 香 △3五歩 ▲2六桂 △6九銀 ▲7二銀 △8五飛
▲7七桂 △8四飛 ▲3四桂 △同 金 ▲8五銀 △同 飛
▲同 桂 △5八銀打 ▲7七金寄 △7八銀成 ▲同 玉 △5九銀不成
▲6九香 △5八飛成 ▲4三銀 △3三玉 ▲4二銀不成△同 玉
▲2二飛 △3三玉
まで104手で後手の勝ち

第8局

先手:激指14
後手:激指8

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩
▲7八金 △3二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲3四飛 △3三角 ▲5八玉 △4一玉
▲3六歩 △5一金 ▲3七桂 △6二銀 ▲9六歩 △9四歩
▲3八銀 △4二銀 ▲3五飛 △8八角成 ▲同 銀 △3三桂
▲3四飛 △2三金 ▲3五飛 △3四歩 ▲7五飛 △2八角
▲8五歩 △1九角成 ▲7七角 △8八飛成 ▲同 角 △3二玉
▲2二歩 △同 金 ▲3五歩 △8七歩 ▲6六角 △7四香
▲同 飛 △同 歩 ▲3四歩 △8八歩成 ▲同 角 △4四銀
▲3三歩成 △同銀上 ▲2三歩 △同 金 ▲2四歩 △同 銀
▲3六桂 △8七歩 ▲4四桂 △同 歩 ▲同 角 △4一飛
▲7七角 △6五桂 ▲6六角 △8八歩成 ▲2六香 △3七馬
▲2四香 △4六桂 ▲同 歩 △5七桂成 ▲同 角 △3六馬
▲4七銀打 △2四金 ▲3三歩 △同 玉 ▲3六銀 △5六香
▲4五桂 △同 飛 ▲同 銀 △5七香成 ▲同 玉 △9三角
▲8四香 △同 角 ▲同 歩
まで93手で先手の勝ち

第9局

先手:激指8
後手:激指14

▲7六歩 △3四歩 ▲6八飛 △4二玉 ▲4八玉 △3二玉
▲3八玉 △6二銀 ▲2八玉 △8四歩 ▲6六歩 △5四歩
▲7八銀 △5二金右 ▲3八銀 △7四歩 ▲5八金左 △4二銀
▲1六歩 △1四歩 ▲6七銀 △8五歩 ▲7七角 △7三銀
▲7八飛 △8四銀 ▲9六歩 △5三銀 ▲5六銀 △7五歩
▲8八角 △7六歩 ▲同 飛 △7五歩 ▲7八飛 △7三銀
▲6五歩 △5五歩 ▲同 角 △同 角 ▲同 銀 △8六歩
▲同 歩 △2二角 ▲5六歩 △8六飛 ▲8八歩 △7四銀
▲6七金 △7三桂 ▲6八飛 △8二飛 ▲7二歩 △同 飛
▲7七金 △8二飛 ▲7八金 △6五銀 ▲4六銀 △6四銀
▲7一角 △8四飛 ▲2六角成 △7六歩 ▲5八飛 △8七歩
▲5五歩 △8八歩成 ▲同 金 △6六銀 ▲8六歩 △6七銀成
▲5九飛 △5七歩 ▲6八歩 △5八成銀 ▲同 金 △8六飛
▲8七銀 △5八歩成 ▲同 飛 △8一飛 ▲8六歩 △4四角
▲2五馬 △6五桂 ▲5六飛 △4八金 ▲3四馬 △5七歩
▲7三歩 △5八歩成 ▲2六歩 △8四飛 ▲4五馬 △7四飛
▲7八銀 △6八と ▲3五銀 △同 角 ▲同 馬 △7八と
▲同 金 △7七歩成 ▲同 桂 △同桂成 ▲7九金 △4四銀
▲同 馬 △同 歩 ▲3九銀 △同 金 ▲同 玉 △4五銀
▲5九飛 △5八歩 ▲6九飛 △7八歩 ▲2八玉 △7九歩成
▲同 飛 △5七角 ▲8九飛 △4八金 ▲4九金 △同 金
▲同 飛 △4八銀 ▲同 飛 △同角成 ▲4九金 △同 馬
▲同 銀 △2七金 ▲同 玉 △3五桂 ▲3八玉 △2七金
▲3九玉 △3八歩 ▲同 銀 △同 金 ▲同 玉 △2七銀
▲4八玉 △2八飛 ▲5七玉 △4七桂成 ▲同 玉 △3八飛成
▲5七玉 △6七成桂 ▲同 玉 △4七龍 ▲6八玉 △7七飛成
▲6九玉 △6七龍左
まで158手で後手の勝ち

第10局

先手:激指14
後手:激指8

▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △8五歩 ▲7七角 △3四歩
▲8八銀 △3二金 ▲2五歩 △7七角成 ▲同 銀 △2二銀
▲3八銀 △3三銀 ▲2七銀 △4四歩 ▲2六銀 △4一玉
▲1五銀 △2二銀 ▲7八金 △1四歩 ▲2六銀 △3三銀
▲1六歩 △5二金 ▲5八金 △3一玉 ▲6八玉 △7二銀
▲1五歩 △同 歩 ▲同 銀 △同 香 ▲同 香 △1三歩
▲1二歩 △2二銀打 ▲1九香 △8三銀 ▲1一歩成 △同 銀
▲1三香不成△同 桂 ▲同香成 △1二歩 ▲2三成香 △同 金
▲1五桂 △2二香 ▲2三桂不成△同 香 ▲1四角 △4一角
▲2三角成 △同 角 ▲2四歩 △1四角 ▲2三歩成 △4二金
▲2四歩 △3五桂 ▲3六歩 △2七香 ▲4八飛 △3六角
▲3七香 △4五角 ▲3六歩 △2九香成 ▲3五歩 △同 歩
▲4六歩 △3六桂 ▲4五歩 △4八桂成 ▲同 金 △2八飛
▲3八桂 △2二銀上 ▲3五香 △2三銀 ▲3三香成 △同 金
▲2三歩成 △同飛成 ▲7一角 △5二飛 ▲6一銀 △9二飛
▲5三角成 △2二玉 ▲3五桂 △2四龍 ▲4三桂成 △3二歩
▲3三成桂 △同 歩 ▲4四歩 △4七歩 ▲5八金 △4八歩成
▲同 金 △5六歩 ▲4三歩成 △5七歩成 ▲同 金 △6五桂
▲4七金 △5六歩 ▲5八歩 △3五角 ▲同 馬 △同 龍
▲3六銀 △3四龍 ▲4四金 △2四角 ▲4六桂 △2三龍
▲4一角 △3二香 ▲3四歩 △5七歩成 ▲同 歩 △1一玉
▲3三歩成 △同 角 ▲同 と △2八龍 ▲4八歩 △3三香
▲同 金 △7七桂成 ▲同 桂
まで135手で先手の勝ち

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(3)感想まとめ

さて、今回激指14を購入、使用した感想を簡単に書いておきたいと思う。
私自身、ここ数年は常にそうだが、使い方としては主に二通りだけ。一つは、プロの将棋などを見ている時に、その形勢がどうなのか、一方をソフトに持たせて指してみるという使い方。そしてもう一つは、自分の指した将棋などで、最終盤、寄せがあったのかどうか確かめる場合。
なので、ソフトそのものと指すことはまずないが、実際のソフトのウリは、「指導対局」なので、特に今度の激指14では、この辺りの機能が強化されている。また、詰将棋関連の機能もたくさんあって驚いた。ソフトが作る詰将棋作成は、やさしくて面白いので、これからは少し時間のある時は、立ち上げてやってみたいと思う。
まだ、様々な機能を試した訳ではないので、機能について詳しく知りたい人は、マイナビのサイトなどを見てもらいたい。

そして、今回対戦させてみた20局について。途中に入れた感想と多少重複するが、感想のまとめとして書いておいた。

定跡道場3に七割前後、激指8に限りなく十割というのは、その内容を見ても納得できる。道場3に比べ、終盤は若干強くなった。「若干」という言い方をしてしまうが、三年前の道場3でも終盤は十分に強いから。
しかしその終盤より、中盤から終盤への入り口にかけての強さがより際だったように感じている。道場3に対しても徐々に有利にして行っているが、激指8に対してはそれ以上にその優勢の築き方がはっきりしている。
終盤が強くなってきた頃、つまり10年位前のソフトの苦手なところは、中盤の構想力だったのだが、この力が格段に上がった。そして穴がなくなったことにより終盤だけでなくいろいろな使い方が出来るようになったと思う。

たとえば、今回の検証後に思いついたのは中盤力の強化。盤面編集して定跡形から、普段自分の持つ方を激指14に持たせてみる。仮に私の場合なら、四間飛車に急戦や居飛車穴熊にして激指14に振り飛車を持たせる。定跡形から、自分が居飛車を持って指し継ぎどうすれば振り飛車が有利になるのか、その指し方を勉強すれば良いわけだ。やられると一番困る指し方を自分の方で指してみて、それでもうまく指され、500点とか1000点とか離されればそこで一旦終了。同じ局面からそれを何十回となく繰り返してみる。そうすればその局面から居飛車に来られても、嫌な変化はなくなるかもしれない。
万一、自分の方が有利になるようなら、その定跡を選択しないという判断も可能だ。いずれにしても、終盤だけでなく中盤力の強化にも使えるようになったという感じを持った。

他にも序盤から終盤までスキがなく、筋も良い為、使い方はいろいろありそうに思える。個人個人に合う方法、使い方を考えて、棋力向上に使えるのではないかと思う。

※繰り返しになりますが、この後も、激指14vs定跡道場3の対戦は、時間があったら時々やってみたいと思っています。一局につき1時間程度かかるのでなかなかすぐにたくさんは出来ないのですが、10局ごとに、ここに結果を追加し、掲示板にも報告しようと思っていますので(とても面白い一戦でしたらメルマガにも載せようと思っていますので)、お楽しみに。(「激指14vs定跡道場3の第11局以降」として別のページに作成しました)

2016年1月12日作成

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