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質 問 掲 示 板





飛車が、、、 名前: めめ [2015/09/16,21:36:11] No.3911
初心者でまだまだの級位者の子供です。(子供に代わりに質問します)
ずっと棒銀ばかりで、最近になり新しい戦法を少しづつ覚えはじめました。
しかし道場での対局では級位者同士で戦ってます。いつも中盤過ぎから飛車を追いかけまわされます。
二枚落ちなどの駒落ちでは、飛車を出さずにいればと金で詰め寄られる状態です。
飛車を前に出しても出さなくても結局取られるんです。
手数は長いと20手かけてでも狙い取られる始末。
かといって早々に飛車を切るのも。。。
どうしたらいいんですか?
子供としては、せっかく覚えた戦法を打ちたいようですが、飛車狙いに翻弄されてぐしゃぐしゃになるようです。なので早いと70手くらいで勝負がついてしまう状態です。
下段に落として横利きとか?
飛車を狙われないようにするにはどうすればいいのか教えてください。
飛車が狙われにくい戦法とそれにあう囲いを教えてください。

あと(これは私からの質問です)先生との対局で6枚落ちだけをする教室に通っています。そのクセなのか平手の実戦でも成駒(と金や成銀など)の寄せにやたらと手数をかけます。しかも(初心者に多いらしいのですが)成駒同士が邪魔になるときも。先生との駒落ちは筋を良くしたり寄せの勉強になるといいますが、成駒2〜3枚をじわりじわりと寄せるのは平手実戦では遅くて間に合わない気がします。子供は先生との駒落ちは好きなようで理由は強いからだそうです。
駒落ちと平手とは別物と捉えたほうがいいのでしょうか?
駒落ち1局に対して実戦は何局くらいうったほうがいいでしょうか?
幼稚な質問ですみません。
>> 難しいですね・・・ 名前: ヨッシー [2015/09/17,12:15:19] No.3912
初めまして。あまり求められてる答えができないかもしれませんが答えさせていただきますね。
まず結論から申し上げますと・・・「飛車を追いかけ回されている局面による」としか申し上げようがございません(汗 ただ、それだとあまりにも不親切なのでいくつか例を挙げて説明しますね。ただこれはあまたの例の一部であることをご了承ください。
1、「飛車は中段にいるより下段にいる方が効果的である」・・・格言に「大駒は近づけて受けよ」というのがあるのですが、これは相手の大駒は自分の陣地に近づけると相手の攻めを受けやすくなりますよ。という意味なのですが、これは逆に言えば自分の大駒は相手陣から離れたところから睨みを利かせるように使えば中盤早々に飛車を追いかけ回されることはなくなると思います。矢倉や振り飛車のプロの棋譜を見ていただければ分かると思いますが中盤では飛車・角は自陣で睨みを利かせるように使ってると思います。要するに中段にいる飛車は狙いにされやすいんですね。
2、「大駒より大きい得を求める」・・・上の話は序盤や中盤の話でお互いの駒が侵入する終盤になってくると飛車を助ける手が悪手になることがあります。それは、飛車を助けても飛車が攻めや王様の守りに利かなくなるとただの遊び駒になって自分の飛車が使えなくなるからなんですね。そうなる前に飛車を助けようと思う前にそれ以上の大きな得がないか考えるんです。もちろん飛車をなんの代償もなしに取られてはいけませんが、飛車を取られても、相手の金銀二枚を取ることができたり(こういった大駒1枚と相手の駒2枚(歩を除く)を交換することを二枚換えといいます)、相手の王様の近くに駒(特に角が理想的です)を成り込むことができれば飛車を捨てた以上の得が入ったと考えます。要するに「どうせ取られる飛車なら取られる間に何か得な一手を指そう」という考え方ですね。

そしてもうひとつ成り駒の攻めについてですが・・・これは正しいですよ。特に「と金」の攻めは相手に渡っても歩なので粘りが効かないことが多いんです。ですので相手の攻めがない限りは成り駒の攻めは有力なんです。

長文・雑文失礼しました\(__)
>> 追伸 名前: ヨッシー [2015/09/17,12:43:17] No.3913
ただこれは数多の例の一部であるので全ての局面に通じる訳ではないことはご了承ください。
実際に大駒の捨て時はプロでも間違うときが多く、大変難しいんです。ですのでそういうのはとにかく実戦を積んで体に染み込ませていくしかないですね。
あと、飛車を取られにくい陣形や形は・・・私は知らないとしか申し上げようがございません。強いて言えば、横歩取りが飛車や角を交換しやすいとしか言えませんね。終盤になるとどうしても相手の駒が侵入するので飛車を成り込めなかったら自陣に残った飛車を狙われやすいですし・・・終盤は飛車を見切るという考え方も大切になってきます。(もちろん飛車を渡したら相手の戦力が大幅にアップするので見切る時は行けるという確信が必要ですが) 追伸失礼しました\(__)
>> よくわかりました。 名前: めめ [2015/09/17,20:44:11] No.3914
ご丁寧なご回答をありがとうございます。大駒の使い方や二枚替えなど参考になります。プロの棋譜を息子と見てみます。と金の寄せも重要だとのこと、安心しました。
右も左もわからない世界で、大会や教室では色んなアドバイスを受けますが、人によって違うときがあるので。まだまだわかってないってことですよね。
今戦法などを勉強中ですので、きっとまたこちらで質問をすると思います。
今後ともよろしくお願いします。
>> 初心者の場合 名前: 管理人 [2015/09/18,05:18:35] No.3915
ヨッシーさん、ありがとうございます。
漠然とした質問に、的確な一例、助言だと思います。

追加の私の考えを少し。
これは想像ですが、平手同士の戦いでは、飛車や角ばかり動かしていませんか?大駒だけでは、相手の陣形を破ることは出来ず、結局それを追い回されることになります。将棋では、「攻めは飛角銀桂、守りは金銀三枚」という格言があり、これが基本です(例外もあります)。
棒銀を指しているのではあれば、銀は使っていると思いますが、さらに他の小駒の活用も考えて見て下さい。(銀を交換した場合、その持ち駒の銀を使って攻められないか、あるいは銀が残っている場合、その銀を使う方法はないか、なども考える必要があります)

二枚落ちに関しては、こちらも飛車を取られる図を想像できます。実は、上手の立場から言うと、大駒(飛角)を攻めるしかないのが二枚落ちで、駒落ちの宿命とも言えます。あまり駒損せず飛車が成り込めれば下手優勢、角を金銀一枚と交換する図は互角、飛車を取られてしまうと上手優勢というのが相当大ざっぱですが二枚落ちの形勢判断と言っても良いかと思います。

そしておそらくは、飛角を取られない方法、うまくさばく方法もあるはずなのです。その時(飛車を攻められた時)どう指すべきか、その時々で違いますので、一局一局感想戦をして、どうすれば良かったかを覚える(体に染みこませる)しか対応策はありません。そしてそれが出来るようになれば、強くなったということですし、二枚落ちは卒業です。

平手でと金の寄せに手数をかけると言うのも、何となく想像できます。私は3級〜二段位の人達の将棋を見ていると、「ここはと金だろ!」という局面を良く見ることがあり、そう指せないことで負けてしまうことがあります。
ところが、それよりずっと下の級の場合は、と金よりもっと早い攻めがありおそらくはそれを見逃してしまい、相手にそのような攻めをやられ負けてしまうのではと思うのですね。
「と金よりもっと早い攻めがある」とはどういう事かと言うと、お互いの陣形に不備がたくさんあり、攻め筋が他にあると言うことです。また初級者同士の場合、持ち駒をたくさん持っているのに使っていないことも多いですね。
実際にはその局面ごとに助言するしかないのですが、「持ち駒を持っている時は、その持ち駒を使って攻められないか考え、持ち駒を持っていない時に、と金や盤上の成駒を使って攻める。」5級くらいまでは、そのように考えた方が良いかもしれません。

駒落ちの善し悪しについては、高段者、指導者の間でも意見は分かれます。私は、可能なら、超強い人から平手の相手まで、いろいろな人と指したほうが良いと考えている為、そのような機会があるなら、それは続けるべきだと思っています。
また、子供同士の場合、特に級位者のうちは、勝ち負けにこだわらず番数を指した方が良いでしょうね。同じような友達が多ければそれだけいろいろな指し方があることを知ることが出来、上達の役に立ちます。

※最後に余計なことですが、将棋は「指す」と言い、囲碁は「打つ」と言います。中段は「子供としては、せったく覚えた戦法を指したい」であり、最後は、「駒落ち1局に対して実戦は何局くらい指したほうがいいでしょうか?」です。
ただし、持ち駒を盤上に置く時だけは、「駒を打つ」と言い、「金を打った」とか「飛車を打った」と言います。
最近は、このような間違いも多い為、気にしない人も多くなっているようですが、やはり昔から将棋を指している人達にはかなり違和感がありますので、指摘させておいて下さい。
>> ご丁寧にありがとうございます。 名前: めめ [2015/09/19,03:34:58] No.3916
私のような素人に非常にわかりやすく、ありがとうございます。
『指す』と『打つ』お恥ずかしい限り。失礼しましたm(__)m
管理人さんのおっしゃるとおり、 平手同士で飛車や角ばかり動かしていますし、たくさんの持ち駒を使っていない時が多いです。そしてもう少しの時に持ち駒を突然次々と打ち全部とられたりしてます(+_+) 本当に的を得たご返信で目から鱗です!
二枚落ちは大駒を攻めるとのこと、初めて知りました。子供に頂いたご返信をそのまま読んであげようと思います。

最後に、将棋の上達は(将棋をわかっていない私には)全く目に見えないものです。子供大会では保護者さん方皆私も、ついつい勝った負けたで「ふむふむ、なるほど」となりますが、きっと大間違いですね。ご返信を読んでいると先生には全てお見通しなんだと改めて気づかされました。教室大会で強い子達に勝って入賞するお子さんがいらっしゃいますが、なぜ級位が上がらないのか不思議でした。少しだけわかったような気がします。お教室を続けることに不安がなくなりました。子供は楽しんで将棋を指しています。それでいいのだと思えるご返信でした。重ね々ありがとうございました。
また、これからもよろしくお願いしますm(__)m


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