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2008年12月分「実戦の詰み」解答


第495問

5三成桂・同玉・5四銀(途中図)・同玉・4四金・6三玉・5四角・6二玉・6三銀・6一玉・6二歩・5一玉・5三香・4二玉・5二香成まで15手詰

初手6三香、3手目4四角や5四香などきわどい紛れが多い。これらが詰まないので逃れかと思ったら、5三成桂から5四銀の妙手順があった。5手目以降は追い詰めでやさしい。

第496問

4一銀・同玉・5二と・3二玉・4二飛(途中図)・同銀・同と・同玉・5四桂・同歩・5三銀・3二玉・4二金まで13手詰。

5二とに同玉は飛車を打って合駒が悪い。5手目4二金から精算して飛車を打っても詰まないと読んでいたら、金ではなく飛車で精算する手があった。実戦で詰ませられれば相当なもの。

第497問

4一角(途中図)・7三玉・7四金・7二玉・8三金打・6一玉・5二角成・7一玉・6二馬・同玉・6三銀・5一玉・4二成桂・6一玉・7二金まで15手詰。

普通は1二の飛車が利いてくるとは思わないので、6一へ成れるように5二から角を打つが、そうすると打ち歩で詰まない。6手目7一玉だと13手なので解答は15手だが、初手の発見が全て。

第498問

3一銀・1二玉・2四桂(途中図)・同歩・2一銀・同玉・2三香・同金・3二龍・同玉・4二飛・3一玉・4一と・2一玉・4三角成まで15手詰。

三手目3二龍から2二で精算するのではと金や角が遠すぎてとても足りない。そこで桂から銀がもう一つの筋。2三香で金を動かせば飛車を取った時、玉でしか取れず見事に捕まる。

第499問

4二金・同玉・5三角成・3二玉・4三銀(途中図)・2二玉・3一馬・1二玉・2四桂・同歩・2二金・1三玉・3二金(2一金)・2三玉・2二馬まで15手詰。

金捨てで近づけ、質駒の金を取って追いかける。最後の2四桂もこの形で時々出る封鎖の手筋。実戦では、持ち駒を確認しつつも、最後まで読み切れれば有段者と言える。

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