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2009年10月分のやさしい「実戦の詰み」解答


第539問

6六角・5四玉・5五銀・6五玉・7五と・5六玉・4七金まで7手詰。

4五銀では5五玉の後捕まらない。6六角の限定打が、合駒をさせず(合駒は4五銀まで)、5五銀から7五とを可能にした好手。最後も金を上がらず、銀を上がってしまうと6七玉とすり抜けられるので注意。

第540問

3二銀・2四玉・3三馬・同玉・2三金・4四玉・4三銀成まで7手詰。

2四歩と打っても、上部には押さえる駒がない。そこで、3二銀を決め、2四玉に3三馬と強引に1五玉を阻止する手が好手。さらに同玉には4三成桂ではなく2三金から4三銀成がピッタリ。作ったような手順が爽快だった。

第541問

2二銀・2三玉・1三香成・同歩・1五桂・1二玉・1一龍まで7手詰。

2五桂は同馬なので4五桂と打ちたくなるが、2三玉で1四にはやはり馬が利いている。2二銀は、2三玉で今度は桂の打ち場所がない、と思われるが1三香成がその打ち場所を作る好手。同歩に1五桂が入れば詰みになる。

第542問

8二角・同金・6五金・7三玉・7四金打まで5手詰。

単純に6五金から打ったのでは8二まで逃げられてしまう。その8二へ角を捨てるのが手筋一閃。7五玉には8五金・7六玉・8六金まで。8二の地点を埋めさせれば、6五金からの二枚の頭金で詰みとなる。

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