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2003年の難解な「実戦の詰み」No.5解答


第56問

6四馬・同玉・8二角成・5四玉・7二馬・6三香合(途中1図)・同馬・同銀・5五銀・4三玉・4四香・5二玉・3二龍・6一玉・6二銀・7二玉・5三銀成(途中2図)・5二歩・6三成銀・8二玉・5二龍・9三玉・8四銀・同 玉・8二龍・9五玉・8六龍まで27手詰。

初手6四銀と打ってしまったり、7四馬と取るのは、どうしても足りない。6四馬と捨て8二角成となる筋で追うのが正解。6四馬に8四玉なら、6二角成・7三桂に同馬引から9六桂がある。

7二馬に6三香(1図)と逆王手するのが、玉方の抵抗。他の合駒では、5五銀から6一馬だ。切る一手に、5五銀からは追い詰めに近い。

しかし、6二銀・7二玉に5三銀成(2図)がちょっと気づきにくい好手。6三桂成と銀を取ってしまうのは、7八龍の利きもあり、届かない。後は、手筋の8四銀で収束する。

※初手5五馬・6四歩・同馬の余詰め、途中3二龍で2二龍、1二龍などの非限定がある。なお、4筋の歩の位置を変えたが、王位戦の局面からは、9手目5五銀で、4五銀、6五銀、5六香などの余詰めがあり、しかもその後の変化が本手順と離れてしまうため、やむを得ず修正した。
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