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難解な「実戦の詰み」第66問解答


第66問

6三金・7一玉・7二銀・8二玉・7三歩成・9三玉・8三銀成・9四玉・9五歩・8五玉(途中1図)・7七桂・同桂成・8六歩・同玉・7七金上・8五玉(途中2図)・8四成銀・同玉・8五歩・同玉・8六歩・8四玉・7六桂・同歩・8五歩・同玉・7六金右(直)・8四玉・8五歩・9三玉・9四歩・9二玉・9三歩成・8一玉・8二と右まで35手詰。

この女流王位戦挑決を私も見ていて、「△6二同玉は詰み」とのコメントを読み、「そうなのか」と思い眼で追っていったのだが・・・。
実戦は、8八が銀である為、1図から7七桂・同桂成・8六歩と迫っても、どうしても打ち歩詰打開が出来なかった。で、ソフトにかけたらその局面は不詰め。
8八の銀を金に変えてみたら・・・これが非常に面白い打ち歩詰打開を見せたので、問題にしたという訳。

さて、初手6三金からベタベタ打っていくのはこれしかない。8五玉と追い出した時、7七桂から8六歩も良くある手筋。
途中2図に至って、打ち歩で詰みはない、と思いきや、8四成銀からの一連の打ち歩詰打開は妙手順だった。この第2図の局面だけで「今週の実戦の詰み」になる。
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