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2005年7月分の「やさしい3手詰」解答


第270問

3一飛成・同玉・2一飛まで3手詰。

5二飛成と銀を取っても4三桂と馬を抜かれ、飛銀では馬の守りが強く僅かに詰まない。
そこで3一飛成と捨てるのが好手。馬は利いているが、両王手なので玉で取る一手(1二玉は2一龍まで)。それから2一飛と打てば詰んでいる。

第271問

3二龍・同銀・2二金まで3手詰。

2三香成と銀を取ってしまうのは、同玉で、3二銀なら1四玉と上へ、3四銀(金)なら1二玉と下段へ落ちて詰まない。
初手3二龍と捨てるのが妙手。2二への合駒は2三香成までの詰み。同銀と取らせれば2五の香が良く利いてきて2二金までの詰みとなる。

第272問

2四飛・同馬左・3二金まで3手詰。

1二と3二、どちらにも馬が利いている。この利きを外す為に、焦点に打つ2四飛が手筋。どちらかの馬で取ったら、利きのそれた方に金を打てば詰み。また、2三への合駒は、何であっても、1二、3二どちらに金を打っても詰みとなる。

第273問

3一飛成・同玉・2一金まで3手詰。

3三金も2一金も1二玉であと一枚足りないし、2三金・同馬・同歩成と精算するのも角一枚になってしまう為詰まない。
そこで3一飛成と成り込むのが妙手。同馬なら2三への利きが消えるので2三金までの詰み、同玉と下段へ落としておけば、今度は2一金で詰む。

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