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2007年10月分の「やさしい5手詰」解答


第196問

2一馬・同玉・2二歩・3一玉・4三桂まで5手詰。

初手4三桂や3二歩と打つのは、2一玉と寄られ5一桂成の開き王手などあるがギリギリどうしても詰まない。
そこでいきなり2一馬と捨てるのが好手。同銀は4三桂まで。
今週の3手詰3三金・3一玉で思いついた筋。

第197問

3三角・同玉・4三飛・同玉・4四金まで5手詰。

初手角打ちは筋だが、4四から離して打つと1三玉で詰まない。
角を捨て3手目4三飛捨ても手筋の一着。2二玉なら1三金、同銀なら2三金、2四玉なら2五金とどこへ逃げても金打ちの一手詰みだ。

第198問

3二金・同玉・2三金・同角・4二龍まで5手詰。

龍を三段目から動かしたり、三段目にいきなり金を打つのは取られて逆に逃げ道が開いてしまう。
3二金はこの一手。同玉にそこで2三金が封鎖の手筋。同飛でも同角でも3一玉と逃げてもすべて4二龍までの詰みとなる。

第199問

4二銀打・2三玉・3二銀・同玉・4一角まで5手詰。

4四へ逃がさないように2二角と打ちたくなるが、2三玉で詰まない。4二銀打は4四玉なら6二角を見ている。そこで2三玉だが、続く3二銀が手筋。同角なら3四角とこちらから打って詰み。同玉には図のように4一角と打って詰む。

第200問

4五銀・2三玉・2一飛成・同銀・1三金まで5手詰。

3五へ逃げられては詰まなくなるので、初手は4五へ金か銀を打つ一手。2三へ追い戻した時の2一飛成が妙手。金を残しておくことで、同馬には3三金、同銀には1三金、2二への合駒なら3四金で詰むようになっている。

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