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2009年11月分の「やさしい5手詰」解答


第305問

2二飛・同銀・3四角成・1四玉・2六桂まで5手詰。

3二角成は2四玉から上部へ脱出、1五桂は1四玉でこの桂がじゃまになり詰まない。
そこで2二飛と捨てるのが妙手。同玉には3二角成、1四玉は2六桂なので同銀と取るが、銀が動けば3四角成が実現する。

第306問

3一歩成・2二玉・1二金・同玉・2一馬まで5手詰。

初手は3一歩成よりない。2二玉の時が問題で、2一とは1二玉で、2一馬は3三玉、3三金は3一玉、3二金は1二玉とすべて僅かに詰まない。
1二金が詰将棋の手筋。同香なら2一と、同銀なら3二馬まで。

第307問

1三飛・同玉・3一角・同飛・2四銀直まで5手詰。

2四飛や4五角では銀を取られるので、2四銀直と立ちたいが3四から脱出されるし、2四銀引と引くのは2二から下へ落ちられる。
1三飛から3一角がいかにも手筋という手順。3一角に合駒なら2四銀直、2三玉なら2四銀引成まで。

第308問

2三龍・同玉・3四角・3三玉・4三歩成まで5手詰。

平凡に3四角・2一玉・2三龍では3一玉で、さらに3二龍・同玉・4三歩成でも一枚足りない。
2三龍がその逃走を阻止する強手。同玉の一手に3四角で下段へ逃がさない。3三玉しかないが、4三歩成まで5手詰だ。

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