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2009年12月分の「やさしい5手詰」解答


第309問

1四銀成・同玉・1三飛・同玉・2三馬まで5手詰。

1四飛や1二飛から精算するような詰将棋はほとんどない。まず、2三の銀を捨てるのが筋というもので1四へ捨てる。同馬は2三飛なので、玉で取るがすかさず1三から飛車を打つのが妙手。同香には2三銀不成がある。

第310問

1一金・1三玉・2二龍・同玉・1二金打まで5手詰。

3二龍では2二へ合駒されるので初手は1一金。1三玉の時の2二龍が妙手。この手で1二金打と俗に迫っては1四玉で何もなくなってしまう。
2二龍に同金なら2四金、1四玉は1五金までの詰みとなる。

第311問

1五香・2三玉・3三飛成・同桂・3五桂まで5手詰。

2六桂はどちらへ下がっても僅かに足りない。
1五香と打ち、2三玉に3三飛成と捨てるのが手筋。この飛車捨ては桂打ちの場所を作る為の一手。これで、3五桂とこの場所に桂を打てる。

第312問

2二飛成・4四玉・5四角成・3五玉・3六金まで5手詰。

初手2三金では4三玉でも4四玉でも捕まらない。その金を温存したまま2二飛成が好手。同玉なら2三金、4三玉なら5四金で詰むのが2二飛成の理由。そこで4四玉と逃げることになるが、5四角成から3六金で詰みとなる。

第313問

2三角成・同玉・3三角成・同玉・4三飛まで5手詰。

1六の香を使うためまず2三角成と捨てるのはひと目だろう。同歩には3三角成から1一飛があるので同玉と取るが、そこでさらに3三角成と捨てるのが妙手。同桂なら1三又は2四飛で詰み。同玉には4三飛と打って詰みだ。

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