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2010年6月分の「やさしい5手詰」解答


第335問

4三桂不成・3二玉・4一角・4三玉・4四金まで5手詰。

飛車が良く利いている為、初手は桂不成で王手するよりない。3二玉に対する次の手がポイントで、3三金と上から押さえるのは4一玉で、1四角も2三へ合駒され詰まない。4一から角を打つのが手筋。同玉や2一玉は3一金までの詰み。

第336問

2四桂・同銀・2二飛成・同玉・2三金まで5手詰。

初手2二飛成は同銀で、以下2四桂も1三玉で詰まない。また1三飛成は同桂と取られ2三銀には2一玉と落ちられてしまう。
2四桂に同銀と銀の利きをそらしておいて2二飛成が手筋。これならどちらで取っても2三金まで。

第337問

2二角・同馬・4一飛成・同玉・4二金まで5手詰。

4一金は同馬でも2一玉でも詰まず、2二金、3二金など金を使ってしまうのはいずれも同馬で後続がない。
まず2二角・同馬とさせて馬の筋をそらすと同時に壁にする。そして4一飛成が手筋。同玉の一手に4二金まで。

第338問

2四角成・3二玉・1四馬・同歩・2四桂まで5手詰。

桂打ちは3四玉で脱出されてしまうので、初手は平凡な2四角成。
3二玉の時に馬をどこへ捨てるかが問題。4二馬は同銀、3三馬は同桂、2三馬は同馬でいずれも2四桂の時に逃げ道が開いたり取れるようになったりする。1四馬なら合駒にも2四桂まで。

第339問

2五桂・2二玉・2三角成・同玉・3三金まで5手詰。

初手は、ほぼ2五桂と打つ一手。これに同金は2三金なので2二玉と下がるが、ここが問題。3三金は3一玉と逃げられ今一歩届かない。そこで2三角成が手筋。同金には3二金、同玉には3三金で詰みとなる。

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