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(7)森内優駿流棋本ブックス全10冊

データ
出版社:主婦と生活社  大きさ:四六版(130*182)  P190〜P191

(1)はじめての将棋   小暮克洋     P191 1997年第1刷 945円
(2)必勝の発想     甲斐栄次     P191 1997年4月28日第1刷 945円
(3)筋違い角と相振り飛車 木屋太二   P191 1997年7月7日第1刷 945円
(4)囲い崩しの棋本手筋  甲斐栄次   P191 1997年9月6日第1刷 945円
(5)寄せの棋本戦術  小暮克洋     P191 1997年10月6日第1刷 945円
(6)華麗なる将棋大技テクニック 金子タカシ P190 1999年8月9日第1刷 998円
(7)超阪田流角命戦法   木屋太二   P191 1999年10月4日第1刷 998円
(8)雁木でガンガン!!  小暮克洋     P191 1999年10月25日第1刷 998円
(9)勝つための”受け” 小田切秀人    P191 2000年8月7日第1刷 998円
(10)実戦!!森内の次の一手  小暮克洋 P191 2000年第1刷 998円

「筋違い角と相振り飛車」「寄せの棋本戦術」「華麗なる将棋大技テクニック」「超阪田流角命戦法」の四冊が絶版(ネット書店にない)。それ以外は新刊で購入可能です。

将棋タウンの古書店」内で見つける場合は、「森内優駿流」又は書名で検索して下さい(この文字をコピーし、検索窓に貼り付けると簡単です)。
シリーズ概略
このシリーズは森内優駿流と言っても、基本的に横のつながりはない。ただ、全体的な体裁が同じであることと、書いているのが(本を書くのがうまい)アマチュア(アマ強豪、指導棋士、観戦記者など)であることが共通している。
図面の駒がちょっと立体的に書かれており、見易くしたつもりだろうが、見慣れない人にとっては、かえって見づらいかもしれない。

このシリーズを大きく分けると、基本的な手筋を解説したものと、特殊な戦法を解説したものに分かれる。手筋を解説したもの(必勝の発想・囲い崩しの棋本手筋・寄せの棋本戦術・華麗なる将棋大技テクニック・勝つための”受け”)は、みな級位者向けで実戦に即役立つものばかりと言える。
また、特殊な戦法を解説したもの(筋違い角と相振り飛車・超阪田流角命戦法・雁木でガンガン!!)もやさしく書かれており、これも級位者から初段前後くらいまで、こう言った戦法を実戦で試してみた人には大いに役に立つだろう。

実は、私自身、今回レビューを書くためにこのシリーズを読むまで、よく内容を知らず、一目見て(図面が)見づらそうな本だな、って思っていたのだが、内容を見てみると、級位者向けに非常に丁寧に書かれていて感心してしまった。見づらいと思っていた図面も、何度も見ていると徐々に慣れてきて、あまり見づらいとも思わなくなってしまうから不思議だ。
最近少なくなってしまった級位者向けの手筋本として貴重なシリーズである。
(1)はじめての将棋

はじめて将棋を覚える人向けに、駒の動かし方から詰ませ方、基本戦法まで幅広く扱っている。

入門書としての中身はかなり濃いので、覚えの悪い人にとっては不親切と思えるかもしれない(動かし方、ルールの詳しい解説や一手詰などがたくさんある方が良いだろう)。
しかし、どんなゲームでもすぐ覚えてしまう人にとってはちょうど良い。初級者の人にはちょっと難しい手筋や詰み筋まで扱っており、全部マスターすれば5級は固い。
(目次は非常に細かく書かれている為、最後の項目は省略してあります)
目次

監修のことば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・003
はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・004

第1章 将棋とはどんなゲーム?
     (ガイダンス)これが将棋だ!!・・・・・・・・・・・・・・・・010
       図解○駒の種類(名称)と動かし方・・・・・・・・012
       実際に指してみよう!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・032

第2章 勝つための基本トレーニング
     (ガイダンス)相手玉を詰ますために・・・・・・・・・・040
       一手で詰まそう!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・042
       三手で詰まそう!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・052
       必死をかけよう!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・062
       実戦での詰み・詰めろ・必死・・・・・・・・・・・・・・074
       それぞれの駒の有効な使い方・・・・・・・・・・・・076
       トレーニング問題を解いてみよう!・・・・・・・・096

第3章 中・終盤の感覚をみがこう!
     (ガイダンス)基本の考え方と大局観・・・・・・・・・・106
       どうやって先手が勝ったの?・・・・・・・・・・・・・108

第4章 六枚落ちを指してみよう!
     (ガイダンス)駒落ち将棋でぶつかりげいこ・・・・・124
       攻めの基本を六枚落ちで学ぶ・・・・・・・・・・・・126

第5章 序・中盤の玉の囲いと戦法
     (ガイダンス)玉の囲いと代表的な戦法を紹介・・・148
       囲いのカタログ○玉の囲いもいろいろ・・・・・・152
       戦法のカタログ○バラエティに富んだ戦法・・・158

第6章 総仕上げと上達へのアドバイス
     (ガイダンス)これからの実戦のために・・・・・・・・184
       実戦を楽しむために・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・186
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(2)必勝の発想

森内の実戦譜から10局を選び、序盤、中盤、終盤と分けて、その考え方、手筋を分かり易く解説した本だ。
特に面白い構成なのは、まず局面を分かりやすく半分くらいにしてその部分図で手筋や攻め筋を解説する。そして、その後に実戦譜を使って解説すると言った手法を使っていること。

級位者から初段くらいまでの人向けの本だろう。

目次

監修のことば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・003
はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・004

第1章 序盤の考え方と戦形パターン
     優駿流の序盤感覚・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・010
       序盤の戦形1 矢倉(3七銀)戦法1・・・・・・・・011
       序盤の戦形2 矢倉志向対腰掛け銀急戦・・・012
       序盤の戦形3 四間飛車対引き角作戦・・・・・013
       序盤の戦形4 相掛かり急戦タテ歩取り・・・・014
       序盤の戦形5 矢倉(3七銀)戦法2・・・・・・・・015
       序盤の戦形6 矢倉(3七銀)戦法3・・・・・・・・016
       序盤の戦形7 急戦向かい飛車(3二金)型・017
       序盤の戦形8 速攻相掛かり(3五歩)・・・・・・018
       序盤の戦形9 三間飛車対左美濃・・・・・・・・・019
       序盤の戦形10 四間飛車穴熊対(5七銀左)・020

第2章 中盤の発想とテクニック
      中盤の手筋1 出端をとらえて切り返せ!・・・・022
         実戦検証 時限爆弾処理班の活躍・・・・・030
         実戦譜   ▲森内俊之八段ー△羽生善治名人(第54期名人戦第2局)・・035
      中盤の手筋2 敵陣を見すえ、戦端を開く・・・・036
         実戦検証 常識のウソ!? ホント!?・・・・・・040
      中盤の手筋3 有利を引き出す発想・・・・・・・・044
         実戦検証 チョウの舞い、玉立ちの妙・・・056
      中盤の手筋4 積極的な受けで有利をつかむ・064
         実戦検証 足長おじさん馬を生け捕る・・・072
         実戦譜   ▲森内俊之六段ー△佐藤康光七段(第24期新人王決勝第3局)・・079
      中盤の手筋5 向かい飛車、仕掛けの周辺・・・080
         実戦検証 山頂めざし、ロッククライミング・088
         実戦譜   ▲村山聖八段ー△森内俊之八段(第54期A級順位戦)・・095
      中盤の手筋6 大駒の威力を最大限に活用・・・096
         実戦検証 ニョキッ!竹の子の歩だ・・・・・106
         実戦譜   ▲森内俊之五段ー△安西勝一四段(第4期竜王戦4組)・・114

第3章 終盤の決め技とテクニック
      終盤の手筋1 終盤は駒の損得よりも速度・・・・116
         実戦検証 実戦、万事塞翁が馬か!?・・・・・124
         実戦譜   ▲羽生善治名人ー△森内俊之八段(第54期名人戦第1局)・・129
      終盤の手筋2 駒得よりも敵玉に迫る・・・・・・・・130
         実戦検証 剛力、飛車にまたがる金太郎・・138
         実戦譜   ▲森内俊之八段ー△羽生善治名人(第54期名人戦第4局)・・143
      終盤の手筋3 手勝ちを勝ちとる発想・・・・・・・・・144
         実戦検証 摩訶不思議、詰まずの敵玉・・・・154
         実戦譜   ▲羽生善治名人ー△森内俊之八段(第54期名人戦第5局)・・159
      終盤の手筋4 玉頭に肉薄する終盤感覚・・・・・160
         実戦検証 玉頭直撃!薪割り殺法・・・・・・170
         実戦譜   ▲谷川浩司王将ー△森内俊之八段(第54期A級順位戦)・・175
      終盤の手筋5 限定の飛車合いを一気に攻略・・・176
         実戦検証 二枚桂のイナゴ攻めが跳ねる・・180
         実戦譜   ▲中田宏樹五段ー△森内俊之四段(第8回全日本プロトーナメント)・183
      終盤の手筋6 果報は桂香の活躍に待て・・・・・・184
         実戦検証 エビでタイを釣り優勢に・・・・・・・188
         実戦譜   ▲森内俊之六段ー北島忠雄三段(第23期新人王戦)・・191
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(3)筋違い角と相振り飛車

筋違い角と相振り飛車というあまり定跡書のない戦型を紹介しているユニークな本だ。しかも、どちらも目次を見てもらえば分かるが、「新感覚」と名乗っているように従来の指し方に工夫を加えてある。
「はじめに」から筆者の言葉を引用すると、『その必勝法に限りなく近づこうというのが本書のねらいである。第1章の「新感覚筋違い角」は振り飛車アレルギー、居飛車穴熊アレルギーの人のための両面作戦。第2章の「超感覚相振り飛車」は従来の相振り飛車に行き詰まりを感じている人、物足りなさを感じている人のための作戦。』とある。
内容的に難しくはないので、級の人から読みこなせると思う。面白い戦法を実戦で使ってみたい人向けの本だ。

(余談)
実は、数年前四段の人と相振り飛車を指した時、おかしな囲いだが、なかなか勝ちにならなかったことを覚えている。ハッキリ棋力差があるので、普通はもっと楽なはずなのに優秀な作戦なのかな、と不思議に思っていたのだが・・・・。
今回、この本を見て初めて、その作戦がここに載っていることを知った。ずっとその四段の人独自の戦法だと思っていたのだが。いつか、自分も実戦に使ってみたい。

目次

監修のことば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・003
はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・004

第1章 新感覚筋違い角
     プロローグ 筋違い角ストーリー・・・・・・・・・・・・・010
   筋違い角 居飛車編 急戦型
       基本展開●新感覚のポイントは右端角・・・・・・・014
              後手の速攻含みには受けに回る・・・026
              後手3一玉型には位の確保・・・・・・・030
       優駿流:One Point Advice1 端角が生む秀逸なドラマ・・035

   筋違い角 居飛車編 持久戦型
       実戦取材パート1●後手6四歩型には持久戦志向・・036
       実戦取材パート2●振り飛車封じの角の転回・・・・・・048
       優駿流:One Point Advice2 実戦心理をつく駒組み・・057

   筋違い角 振り飛車編 急戦型
       基本展開●基本は左角引き(四間飛車+7八角型)・・058
              銀のぶっつけで攻めに転じる・・・・・・・・・・066
       基本展開●角引きは浅く(向かい飛車+6七角型)・・・072
       優駿流:One Point Advice3 エキサイティングな戦法・・079

   筋違い角 振り飛車編 持久戦型
       基本展開●飛車の転回(四間飛車+7八角型)・・・・・080
              後手、矢倉から穴熊へ変化・・・・・・・・・・・090
              後手の居飛車穴熊攻略法・・・・・・・・・・・・094
       優駿流:One Point Advice4 理想的な攻略法・・・・・・・100

第2章 超感覚相振り飛車
     プロローグ 相振り飛車ストーリー・・・・・・・・・・・・・・・・・・102
   相振り飛車 対三間飛車編 急戦型
       予備知識●超急戦の変化について・・・・・・・・・・・・・・106
       基本展開●4九玉・5九金型が玉の定位置・・・・・・・・110
              後手が△3六歩と打ってこない場合・・・・・122
       優駿流:One Point Advice5 アグレッシブな戦法・・・・・127

   相振り飛車 対三間飛車編 持久戦型
       基本展開●飛先の歩(△3六歩)、不交換型・・・・・・・・128
              石田流の構えも超感覚のエジキ・・・・・・・・136
       実戦取材●研究会での女流プロとの一戦・・・・・・・・・・142
       優駿流:One Point Advice6 安心立命の構え・・・・・・・・149

   相振り飛車 対四間飛車編 急戦型
       予備知識●超急戦の変化について・・・・・・・・・・・・・・・・150
       基本展開●後手急戦四間飛車なら浮き飛車の構え・・・158
       優駿流:One Point Advice7 急戦四間飛車の好対策・・169

   相振り飛車 対四間飛車編 持久戦型
       基本展開●先手「銀冠」vs後手「金矢倉」・・・・・・・・・・・170
       基本展開●対四間飛車穴熊攻略法・・・・・・・・・・・・・・・180
       優駿流:One Point Advice8 持久戦もクリア・・・・・・・・・191
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(4)囲い崩しの棋本手筋

この本は、美濃や穴熊、矢倉の囲いを中心にそれらを崩すテクニックを紹介したものである。有段者なら当然知っているべき基本的な崩し方だが、なかなか相手の囲いが攻略できなくて苦しんでいる人にはかなり役に立つだろう。

問題形式ではなく、いきなり図面から攻略法が書かれているが、読む時には、まず自分なりに考えてから本文と答え合わせをした方が良い。

終盤でいつも逆転されている級位者には是非読んで置いて欲しい本である。

目次

監修のことば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・003
はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・004

第1章 囲いの種類とその形
     近代将棋戦法 囲いカタログ・・・・・・・・・・・・・・・・・010
   振り飛車編
     美濃囲い系◆片美濃囲いの急所は<7一>・・・・・・011
            ◆振り飛車の堅城、美濃囲い・・・・・・・012
            ◆バランスのとれた高美濃囲い・・・・・013
            ◆上部の攻めに強い銀冠・・・・・・・・・・014
     穴熊囲い系◆片穴熊は金銀の連結を断つ・・・・・・015
            ◆史上最強の要塞、穴熊囲い・・・・・・016
     その他   ◆にわか作りの早囲い・・・・・・・・・・・・017
            ◆相振り飛車なら金無双・・・・・・・・・・・018

   居飛車編
     舟囲い系 ◆対振り飛車の基本は舟囲い・・・・・・・019
            ◆舟囲い変化形には臨機応変策・・・・020
            ◆変化に富む左美濃囲い・・・・・・・・・・021
     矢倉囲い系◆相居飛車の堅城、金矢倉・・・・・・・・022
            ◆金銀がスクラムを組む銀矢倉・・・・・023
            ◆”わび住まい”の囲い片矢倉・・・・・・024
            ◆攻め筋が変わる矢倉囲い変化形・・025
     その他   ◆カニ囲いは金矢倉の幼虫・・・・・・・・026

第2章 振り飛車編 囲いの攻略法
      片美濃囲いは金を上ずらせろ!・・・・・・・・・・・・・028
      美濃囲い崩し、あの手この手・・・・・・・・・・・・・・・・040
      高美濃囲いは6三金をねらえ!・・・・・・・・・・・・・・050
      銀冠は金銀のスクラムを崩せ!・・・・・・・・・・・・・060
      穴熊崩しは片穴熊の攻略から・・・・・・・・・・・・・・・070
      金銀三枚の穴熊も骨格は片穴熊・・・・・・・・・・・・078
      あっさりつぶせる早囲い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・086
      金無双の二枚の金は軟弱地盤・・・・・・・・・・・・・・094
     ★囲いの総点検 振り飛車玉・・・・・・・・・・・・・・・・102
        練習問題1〜8・・・・・・・・・・・・・・・103・105・107・109
        解答と解説1〜8・・・・・・・・・・・・・・104・106・108・110

第3章 居飛車編 囲いの攻略法
      舟囲いには臨機応変の飛車打ち・・・・・・・・・・・・・112
      舟囲いのバリエーションを崩せ!・・・・・・・・・・・・・122
      左美濃は玉頭を直撃せよ!・・・・・・・・・・・・・・・・・134
      矢倉城の大黒柱<3二金>を倒せ!・・・・・・・・・・・・146
      わき腹<5三地点>が甘い銀矢倉・・・・・・・・・・・・・・158
      片矢倉の弱点は玉の足元と4三金・・・・・・・・・・・・164
      矢倉のバリエーションを崩せ!・・・・・・・・・・・・・・・170
      カニ囲いは右のハサミをもぎ取れ!・・・・・・・・・・・176
     ★囲いの総点検 居飛車玉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・182
        練習問題1〜8・・・・・・・・・・・・・・・183・185・187・189
        解答と解説1〜8・・・・・・・・・・・・・・184・186・188・190

  練習問題 棋力自己採点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・191
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(5)寄せの棋本戦術

実戦に良く出る形を部分図にして、詰め、必死、手筋を覚えられるようにした本である。
中は、まず基本的な問題を出題し、その解説を行う。そして、その後に、その形に類した問題を持ってきている。
問題と解説が同じ場所なので、すぐ見えてしまうが、紙などで隠して問題を解けば大丈夫だろう。
内容は比較的やさしいが良問が多い。級位者向けだが、難しい問題も混ざっているので、初段前後の人にも十分役立つだろう。


目次(実際の本にはより詳細な項目があります)

監修のことば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・003
はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・004

第1章 詰めの棋本戦術
     [詰めのパターン12]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・010
       1 タレ歩の威力・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・012
       2 5三のと金・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・016
       3 下段からの詰め・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・020
       4 端からの詰め・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・024
       5 一間飛びのと金・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・028
       6 一間飛びの銀1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・032
       7 一間飛びの銀2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・036
       8 竜と銀のコンビ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・040
       9 一段竜の活用1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・044
      10 一段竜の活用2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・048
      11 矢倉崩れの詰め・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・052
      12 三段玉の詰め・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・056

      詰めの実戦トレーニング・・・・・・・・・・・・・・・・・・・060
        Q1〜Q10    解答と解説1〜10

第2章 必死の棋本戦術
     [必死のパターン12]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・072
       1 頭金をねらう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・074
       2 腹銀のシバリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・078
       3 角(馬)の威力1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・082
       4 角(馬)の威力2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・086
       5 大駒二枚の協力・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・090
       6 挟撃態勢1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・094
       7 挟撃態勢2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・098
       8 退路を断つ1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・102
       9 退路を断つ2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・106
      10 玉は下段に1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・110
      11 玉は下段に2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・114
      12 必殺の開き王手・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・118

      必死の実戦トレーニング・・・・・・・・・・・・・・・・・・・122
        Q1〜Q8    解答と解説1〜8

第3章 手筋の棋本戦術
     [手筋のパターン12]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・132
       1 対矢倉攻略1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・134
       2 対矢倉攻略2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・138
       3 対矢倉攻略3・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・142
       4 対美濃攻略1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・146
       5 対美濃攻略2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・150
       6 対左美濃攻略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・154
       7 対穴熊攻略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・158
       8 対舟囲い攻略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・162
       9 対振り力戦形1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・166
      10 対振り力戦形2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・170
      11 対居飛車不定形1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・174
      12 対居飛車不定形2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・178

      手筋の実戦トレーニング・・・・・・・・・・・・・・・・・・・182
        Q1〜Q8    解答と解説1〜8

     総合判定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・191
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(6)華麗なる将棋大技テクニック

この本は、名著「寄せの手筋」で有名な金子タカシ氏が書いた「ちょっと変わった、それでいて実戦に良く出る手筋の問題集」である。
”ちょっと変わった”と言うのは、飛車角の大駒が飛び交う局面だけを集めたからだ。しかし、有段者なら当然知っているような「実戦に良く出る」局面ばかりである。

初段になるまでに知っておきたい基本的な定跡形からの大技から、何度もやられて悔しい思いをしているような飛車の素抜きなどまで様々な手筋が一堂に収められており、級位者から二段位の人まで役に立つ人は多いだろう。

目次

監修のことば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・003
はじめに−本書の仕組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・004

第1章 飛車の大技テクニック・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・007
     基礎講座●パターン別例題1〜6・・・・・・・・・・・・・008
       テクニック1/間の駒を攻める・・・・・・・・・・・・・011
       テクニック2/飛車を攻める・・・・・・・・・・・・・・・013
       テクニック3/間の駒をさばく 素抜き・・・・・・・015
       テクニック4/間の駒をさばく 駒得・・・・・・・・・017
       テクニック5/ヒモをつける・・・・・・・・・・・・・・・・019
       テクニック6/その他(関連手筋)・・・・・・・・・・・021

  Q1〜100・解答と解説1〜100・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・023
  森内八段実戦問題 123  実戦問題解答 124

第2章 角の大技テクニック・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・125
     基礎講座●パターン別例題1〜4・・・・・・・・・・・・・126
       テクニック1/両取りをかける・・・・・・・・・・・・・・131
       テクニック2/両方を受ける・・・・・・・・・・・・・・・133
       テクニック3/両取りを切り返す・・・・・・・・・・・・135
       テクニック4/その他(関連手筋)・・・・・・・・・・・137

  Q1〜50・解答と解説1〜50・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・139
  森内八段実戦問題 189  実戦問題解答 190

主要参考文献 191
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(7)超阪田流角命戦法

前作「筋違い角と相振り飛車」に引き続く木屋さんのアマチュア向け戦法書第二弾である。
今度のは、阪田流向かい飛車をベースに新たに構想を練り新戦法にしている。また、基本的に阪田流は相手が角を交換してこないと使えない為、第二章では、角を交換してこなかった時の矢倉対右四間、あるいは矢倉対銀冠などの戦い方を解説している。

前作と同じく、級位者の人でも読みやすく理解出来る内容なので、一風変わった戦法を実戦で使ってみたい人には面白く読めると思う。

目次

監修のことば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・003
はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・004

プロローグ 角命戦法の成り立ち・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・009
   超阪田流角命戦法概略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・010
   従来の阪田流向かい飛車・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・014

第1章 角命戦法「即角交換型」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・027
   ▼基本展開−急戦編
      角命戦法は阪田流からスタート・・・・・・・・・・・・・028
      急戦編・実戦取材1
        新構想▲2八角の勝利・・・・・・・・・・・・・・・・・044
      急戦編・実戦取材2
        ▲5五角の奇襲作戦・・・・・・・・・・・・・・・・・・・066
   ▼基本展開−持久戦編
      駒組をしっかり整えて戦う・・・・・・・・・・・・・・・・・・086
      持久戦編・実戦取材3
        アマ名人を吹き飛ばす・・・・・・・・・・・・・・・・・・106

第2章 角命戦法「即不交換型」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・127
   ▼基本展開−矢倉編A
      新たなる戦略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・128
   ▼基本展開−矢倉編B
      銀冠vs矢倉の戦い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・140
      矢倉編・実戦取材4
        銀冠の快勝譜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・148
      矢倉編・実戦取材5
        赤旗名人との右四間飛車の一戦・・・・・・・・・160
   ▼基本展開−中住まい編
      中住まいもおもしろいぞ!・・・・・・・・・・・・・・・・・・168
      中住まい編・実戦取材6
        アマ王将をKO・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・174
   ▼基本展開−ワンクッション角換わり編
      角換わりはこう指せ!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・186
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(8)雁木でガンガン!!

この雁木戦法も、筋違い角などと同じく解説している本が極端に少ない。振り飛車党の人にはあまり関係ないが、居飛車党で、特に力戦派の人にとっては魅力ある戦法の一つだろう。

本の難易度は、このシリーズの他と同じくやさしく書かれているので、級位者からこの戦法に関心のある有段者まで幅広く役に立つと思う。


目次

監修のことば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・003
はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・004

第1章 雁木「基本編」
   雁木「基本編」・全体構造樹形図・・・・・・・・・・・・・・・・010
   雁木の基本的な駒組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・012
      ▲6五歩vs△3一角
      角筋を生かしてガンガン攻めろ!・・・・・・・・・・・020
         後手△8六歩への対策・・・・・・・・・・・・・・・022
         後手△6四歩への対策・・・・・・・・・・・・・・・036
         後手△7五歩への対策・・・・・・・・・・・・・・・046
         後手△7三銀への対策・・・・・・・・・・・・・・・050
         後手△7三桂への対策・・・・・・・・・・・・・・・060
      ▲6五歩vs△2二角
      攻めに守りに臨機応変・・・・・・・・・・・・・・・・・・・068
         後手△7四歩への対策・・・・・・・・・・・・・・・070
         後手△5三銀への対策・・・・・・・・・・・・・・・076
      △6四歩vs▲5九角
      角を転回じっくり攻めろ!・・・・・・・・・・・・・・・・・080
         先手「飛先不突き」作戦・・・・・・・・・・・・・・082
         先手「飛先歩突き」作戦・・・・・・・・・・・・・・090

第2章 雁木「応用編」
   後手4筋不突き型攻略法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・098
   後手居角速攻押さえ込み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・106
   後手居角棒銀迎撃法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・114
   後手矢倉一段玉撃破法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・122
   後手カニ囲い型急戦封じ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・130
   角交換型雁木対処法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・138
   後手腰掛け銀居飛穴対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・146
   相雁木主導権掌握法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・154

第3章 雁木「技術編」
   1 ▲6五歩vs△4三銀型−チャンスを逃さず一気に仕掛けろ!・・162
   2 ▲5五歩vs△片矢倉−敵の金銀をしゃにむに引っぱがせ!・・・164
   3 ▲飛先不突き型vs△金矢倉−万全の攻撃態勢からたたみかけろ!・・166
   4 ▲右玉vs△片矢倉−攻められる前にこちらから全面攻撃開始!・・・168
   5 ▲飛先不突き型vs△総矢倉−右から左から、じっくり攻め倒せ!・・170
   6 ▲4五歩vs△4一玉型−左辺の厚みで押しつぶせ・・・・・・・・・・・・・172
   7 ▲飛先不突き型vs△4三金型−離れ駒をねらって猛然と襲いかかれ!・・174
   8 ▲6五歩vs△4三金型−端攻めからめて強行突破をはかれ!・・・176
   9 ▲位取りvs△金矢倉−玉頭の厚みでしのぎ切れ!・・・・・・・・・・・・178
  10 ▲6五歩vs△7三桂型−大駒で殺到、電光石火の寄せ!・・・・・・・180
  11 ▲6五歩vs△4一玉型−ギリギリの攻めをつないで敵玉に迫れ!・182
  12 ▲6五歩vs△4一玉型−小駒を使った足の速い攻めをねらえ!・・184
  13 ▲6五歩vs△4一玉型−間合いをはかって急所を射貫け!・・・・・・186
  14 ▲6五歩vs△4三歩型−スクラム組んで敵玉に重くのしかかれ!・・188
  15 ▲6五歩vs△4一玉型−敵の手に乗り、流れるように攻めろ!・・・・190
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(9)勝つための”受け”

受けの本というのもやはり少ない。この本では、まず第1章でもっとも基本的な受けの考え方を学ぶ。これは初級者向けだ。
第2章では、基本的な受けの手筋を、第3章では強引に攻めてきた場合のとがめ方を解説している。この辺りは級位者でよく攻めつぶされるという人には役に立つだろう。
第4章は実戦を例に受けの解説だが、今までのやさしさから比べるとやや難しい箇所もある。

しかし、全体的には非常にやさしく基本的な手筋が多いので、初段位までの人たちに有益だと思う。

目次

監修のことば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・003
はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・004

第1章 受けの基礎知識
   受けって何だろう?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・010
      基礎的な受けの陣形1  矢倉囲いの長所・・・・・・・・・・011
      基礎的な受けの陣形2  美濃囲いの長所・・・・・・・・・・012
      基礎的な受けの陣形3  銀冠の長所・・・・・・・・・・・・・・013
      基礎的な受けの陣形4  穴熊の長所・・・・・・・・・・・・・・014
      基礎的な受けの陣形5  中住まいの長所・・・・・・・・・・・015
      基礎的な受けの考え方1 成られるのを防ぐ1〜4・・・・・016
      基礎的な受けの考え方2 駒損を回避する1〜6・・・・・・・020
      基礎的な受けの考え方3 進出されるのを防ぐ1〜4・・・・026
      基礎的な受けの考え方4 駒の効率を悪くさせる1〜4・・030
      基礎的な受けの考え方5 相手の攻め駒を責める1〜4・034
      基礎的な受けの考え方6 玉を詰まされるのを防ぐ1〜3・038

第2章 知っ得!有利な受けの手筋
      歩による受け1   合わせの歩1〜3・・・・・・・・・・・・・・・042
      歩による受け2   突き違いの歩1〜2・・・・・・・・・・・・・048
      歩による受け3   底歩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・052
      歩による受け4   焦点の歩1〜3・・・・・・・・・・・・・・・・・054
      歩による受け5   連打の歩1〜2・・・・・・・・・・・・・・・・・060
      歩による受け6   中合いの歩1〜2・・・・・・・・・・・・・・・064
      その他の受け1   下段の香・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・068
      その他の受け2   桂の跳ね違い・・・・・・・・・・・・・・・・・070
      その他の受け3   桂先の銀・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・072
      その他の受け4   金銀のかわし・・・・・・・・・・・・・・・・・074
      その他の受け5   引き金・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・076
      その他の受け6   自陣馬・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・078
      その他の受け7   飛車の横利き・・・・・・・・・・・・・・・・・080
      その他の受け8   玉の早逃げ1〜2・・・・・・・・・・・・・・・082

第3章 戦型別無理攻めのとがめ方
      原始棒銀対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・086
      原始中飛車対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・090
      早石田対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・094
      袖飛車対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・098
      急戦向かい飛車対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・102
      三間飛車vs早仕掛け1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・106
      三間飛車vs早仕掛け2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・110
      四間飛車vs棒銀・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・114
      四間飛車vs山田定跡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・118

第4章 実戦に見る受け
      初級編1 素抜きをねらう飛車回り・・・・・・・・・・・・・・・・・・124
      初級編2 端攻めを空回りさせる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・126
      初級編3 急戦棒銀には角のにらみ・・・・・・・・・・・・・・・・128
      初級編4 合わせの歩で駒をさばく・・・・・・・・・・・・・・・・・130
      初級編5 ひらりとわかして銀バサミ・・・・・・・・・・・・・・・・132
      初級編6 竜と香の攻防戦・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・134
      初級編7 中段の飛車を追いかけろ!・・・・・・・・・・・・・・136
      中級編1 早逃げで攻めを遅らせる・・・・・・・・・・・・・・・・・140
      中級編2 王手がかからない強み・・・・・・・・・・・・・・・・・・144
      中級編3 角切りを未然に防ぐ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・148
      上級編1 相矢倉は敵の飛車を攻めろ!・・・・・・・・・・・・152
      上級編2 絶大な二枚馬の防御力・・・・・・・・・・・・・・・・・・156
      上級編3 詰みより点数勝ちをねらう・・・・・・・・・・・・・・・・160
      上級編4 逆転を誘う粘り方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・164
      森内優駿流の受け1 相手の”攻め手を殺す”・・・・・・・・168
      森内優駿流の受け2 詰みを逃れた銀引き・・・・・・・・・・172
      森内優駿流の受け3 感性が訴える防御本能・・・・・・・・176
      森内優駿流の受け4 攻め味を消す銀打ち・・・・・・・・・・180
      森内優駿流の受け5 重戦車をいなした金引き・・・・・・・184
      森内優駿流の受け6 桂の入手を遅らせる犠打・・・・・・188
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(10)実戦!!森内の次の一手

森内の過去の実戦譜の中から81題を選出し、次の一手問題集にまとめたもの。

構成は、攻め、受け、大局観の三部に分け、そこに至る実戦の流れも少し書かれており、単なる次の一手問題集よりも実戦的と言える。但し、プロの実戦から取っただけあって問題は全体的に難しい。初段直前の人から有段者までじっくり考えるべき問題集になっている。


目次

監修のことば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・003
はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・004

第1章 次の一手 どう攻めるか!
   攻めの「三段論法」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・008
   Q1〜Q27・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・009
   あっ!うまい手が1/穴熊修復困難のはずが・・・・・・063
   優駿流の”攻め”を鑑賞しよう!・・・・・・・・・・・・・・・・064
       実戦譜 ▲森内俊之八段vs△米長邦雄永世棋聖・・・・・・・・068

第2章 次の一手 どう受けるか!
   受けの「三段論法」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・070
   Q28〜Q54・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・071
   あっ!うまい手が2/攻撃続行困難なはずが・・・・・・125
   優駿流の”受け”を鑑賞しよう!・・・・・・・・・・・・・・・・126
       実戦譜 ▲島朗七段vs△森内俊之六段・・・・・・・・・・・・・・・130

第3章 次の一手 大局観/攻めるか、受けるか?
   大局観の「三段論法」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・132
   Q55〜Q81・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・133
   あっ!うまい手が3/手ごたえ十分だったはずが・・・・187
   優駿流の”大局観”を鑑賞しよう!・・・・・・・・・・・・・・・188
       実戦譜 ▲中田功五段vs△森内俊之五段・・・・・・・・・・・・・・・191
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