2007年6月分のやさしい「実戦の詰み」解答
第417問 3七桂・1四玉・1五馬・同玉・1六金・2四玉・2五金まで7手詰。 3手目の1五馬は実戦では難しいが、この局面、王手はほとんどないので、桂から馬捨ても見つかると思う。なお、実戦でも良くそうなるが、3八の銀を使おうとしても7八に龍がいるためこういう局面では使えない。 |
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第418問 9三金・同桂・9一銀成・同玉・6一龍・同銀・8二金まで7手詰。 初手9一銀成も手筋だが、9三玉と逃げられ、9二金・8四玉となり香一枚では詰まない。そこで、9三金と封鎖してから香を取る。もちろん、この手は次の6一龍という手を読みに入れているから指せる手でもある。 |
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第419問 4五金・2四玉・2二飛成・同角・2五銀・1三玉・2三金まで7手詰。 2五金とこちらから打つのは足りない。玉は常に狭い方へ追うのが基本で、次の飛車切りが決め手となる。但し5手目、金を打ってしまうと、1三玉・2四銀・1二玉・2三桂成と角を取ってかなり追えるが最終的には詰まない。 |
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第420問 5五銀・同玉・6七桂・6四玉・7四歩まで5手詰。 角を取ってしまうと広すぎて捕まえられない。また、初手7四歩に誘われるが、7五に香か桂を合駒されると、5五銀とやっても詰まなくなる。4手目に6六玉は7七金まで、6四玉は7四歩と突くと、面白い形だが、この局面で合駒が利かず詰んでいる。 |