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2009年3月分「実戦の詰み」解答


第508問

2四銀・同玉・1六桂(途中図)・同歩・2五金・2三玉・1五桂・2二玉・3二金・同玉・4三歩成・2一玉・3三桂・2二玉・3二飛まで15手詰。

2四銀とつり出し、1六桂が手筋。これで1五に桂の打ち場所が出来、下へ追いかけられるという訳。この手に気づくかどうかが全てで後は飛車を取りベタベタ打って行くだけだ。

第509問

2二と・同金・同飛成・同玉・3一銀(途中図)・同玉・3二銀・同玉・4四桂・3三玉・4三金打・2二玉・3二桂成・1三玉・2二銀まで15手詰。

精算はこれしかないが、5手目に3二金と使ってしまうと銀一枚多くても詰まない。金がいかに詰みに必要かという典型的な問題だ。なお3二銀に2二玉は3一銀から桂で詰む。

第510問

8一銀成・同玉・7二金打・9一玉・8二金・同玉・9一銀(途中図)・9三玉・8五桂・8四玉・7五金・9五玉・9六歩まで13手詰。

初手はこれしかなく、7手目の銀が手筋。9三が開いてなければ7四桂も筋だが、この場合は9三へ逃げられる。9一銀に8一玉は7一龍と銀を取って頭銀まで。

第511問

6一金・7二玉・5二龍・6二桂・同金・8二玉・7三角成(途中図)・同玉・6三龍・8二玉・7二龍・9三玉・8二銀・8四玉・7五金・同歩・同龍まで17手詰。

6一金から入る。途中の7三角成をここで入れるのが妙手。これより早いと足りず、ここで切らないと9三へ逃げられる。6三龍まで必然。

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