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2010年6月分のやさしい「実戦の詰み」解答


第573問

1四飛・同玉・1五香・2四玉・3三馬・同馬・1六桂まで7手詰。

初手に3三馬と取ると、相手の馬が1五に利いてきて詰まなくなる。そこで1四飛が妙手。同歩なら3三馬から1六桂なので同玉と取るが、続く1五香が実戦では珍しい短打の香。「香は下段から打て」の格言に反する詰将棋用の手筋だ。

第574問

8二金・同玉・7三桂成・9一玉・8二銀・9二玉・8三成桂まで7手詰。

初手8三龍はさすがに足りないので、8一銀か8二金ということになる。8一銀も筋だが、9三玉と逃げられ、9二金には8四玉・7三龍・8五玉・7五龍・9六玉で僅かに捕まらない。正解は8二金で、これなら9三玉には8三龍がある。

第575問

2三金・同玉・3五桂・3二玉・2三金・2一玉・1二香成まで7手詰。

金二枚あれば4二金・同銀・2二金打という手筋が使えるが一枚しかない。しかし桂があるので、今度は2三金・同玉・3五桂という筋が使える。3手目の桂打ちに気づけばあとは再度金を打って、香が成るまで。

第576問

9三銀成・同玉・9四香・同玉・9五歩・8三玉・8二金・9三玉・9四歩まで9手詰。

9三金などと打ってしまってはとても足りない。8二の銀がじゃまなのでこれを9三銀成と捨てるのが手筋。さらに、同玉に9四香は「実戦の詰み」にもっとも良く出る手筋。以下は、歩を突きだして金打ちまで。

第577問

5一銀・3三玉・2二銀・4三玉・4二金・5四玉・5五飛まで7手詰。

普通は2二飛成と成りたいし、その方が詰む場合が多いものだが、ここでは飛車を成ると詰まなくなる。5一銀からベタベタ金銀を打って5四へ追い出し最後に飛車でとどめ。成ると、金を使わざるを得なくなる為、逃げられてしまうという訳。

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