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2011年10月分「実戦の詰み」解答


第643問

7三桂成・同玉・6四角(途中図)・8三玉・7二銀・同玉・7三金・6一玉・6二銀・5二玉・5三銀成・5一玉・6二金・4一玉・4二成銀まで15手詰。

紛れは唯一3手目に銀を打つかどうかだが、6四銀だと8三玉・6一角に7二桂合で詰まない。元々角から読む方が自然なので、8三玉に7二銀さえ発見すれば後は並べ詰みだ。

第644問

1五桂(途中図)・同歩・2二金・1三玉・1四銀・同玉・1五歩・2五玉・2七香・3五玉・3六銀まで11手詰。

初手1五桂が手筋。ここを開けておかないと1三玉に窮する。そして5手目の1四銀と香を残し銀を捨てるのがその後の詰みを読み切った好手。銀二枚では2六〜1七と逃げられる。

第645問

4一龍・5一銀・5二銀(途中図)・6二玉・5一龍・5三玉・6三銀不成・4四玉・5四龍・3五玉・2四銀・同歩・2六金・同馬・4五龍まで15手詰。

4一龍から追うのはこれしかない。途中の6三銀不成と開き王手するのが一つのポイント。そして最後、4五への馬の利きと逃げ道を消す2四銀から2六金の捨て駒が決め手。

第646問

2一飛成・7二玉・7一龍(途中図)・同玉・6二金・8二玉・7一銀・8三玉・8二飛・9四玉・8五銀・9五玉・8四飛成まで13手詰。

飛車成りは当然として、次の龍切りから6二金の手筋が見えるかどうか。6二同玉には5二飛があるので逃げるが、後は持ち駒をどんどん打っていくだけ。

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