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2011年7月分のやさしい「実戦の詰み」解答


第630問

5四角・6二玉・6三金・6一玉・5二成桂・7一玉・7二金まで7手詰。

角の打ち場所はいろいろあるが、5二から打つと7二玉、8一から打つと合駒されて詰まない。
正解は5四角とここから打つ手(4五には桂が利いている)。同玉なら5三金で詰みなのでこれを取ることが出来ないという訳だ。

第631問

4一銀・2二玉・3一角・1二玉・2二金・1三玉・3二金(2一金)・1二玉・2二角成まで9手詰。

銀、角、金の順に打っていくのが正解。これを角、銀、あるいは銀、金と打ってしまうと、残りの持ち駒によって1三あるいは1二に逃げられて詰まなくなる。
平凡だが実戦に良く出るので覚えておきたい。

第632問

7二銀不成・9四玉・9三桂成・同玉・8三金・9四玉・8四金打まで7手詰。

7三金と駒を打ってしまうのは全然足りないのでまずは7二銀不成と活用する一手。同玉は金二枚なので、9四玉と上がるが、そこでじゃまな8五の桂を成り捨てるのが好手。同香には8五金。同玉にも金二枚を打って行けば詰みになる。

第633問

7五桂・9三玉・9五香・9四歩・8三金・同金・同桂成まで7手詰。

7五桂に7四玉は6五金、8二玉は8三金、9四玉は7二馬があるので9三玉が最長。
これに香を走らずに8三金を打ってしまうと9四玉で詰まなくなるので注意。9五香で逃げ道をふさいでおいて馬の利きもある金打ちで詰み。

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