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2011年8月分のやさしい「実戦の詰み」解答


第634問

8四香・7一玉・7二香・同玉・8三香成・7一玉・6三桂不成まで7手詰。

8四香に9一玉は9二香・同玉・8三桂成・9一玉・8二成桂まで同手数。
7一玉には、やはり同じように7二香が手筋。但し同玉に8三桂成だと6三玉で失敗。香成りで再度落として6三桂と不成で飛び込めば詰み。

第635問

3一成銀・6二角・2一銀・2二玉・3二成銀まで5手詰。

2一銀は同龍・同成銀・同玉で、また3三成銀から2四桂は良く出る筋だが、2三には5六の角が利いていて詰まない。
3一成銀とここへ出る開き王手がちょっと変わった筋。2一銀を可能にした一手だった。

第636問

3四金・2二玉・2三金打・3一玉・4三桂不成まで5手詰。

3四金から2三金打と金を打っていくだけ。ただ、3三桂成や金打ちなど余計なことをすると同桂と取られて詰まなくなるので注意。
最後に5五の桂を不成で飛び込んで詰みとまで読めれば正解。

第637問

7四金・7六玉・7八香・7七歩・8八桂まで5手詰。

7九飛や5三馬と銀を取りながらの王手など紛れが多く、実戦で詰ませられば有段者。また、最初に香打ちは有力だが、8四玉と逃げて僅かに足りない。7四金の尻金が俗手の王手。7六玉に香、桂で詰むというちょっと変わった筋だった。

第638問

6一角・8二玉・7一銀・9二玉・8四桂・同歩・8三金まで7手詰。

最初に8四桂も筋ではあるが、ここでは同銀と取られ逃げ道が開いてしまう。
そこで角、銀、桂と打っていくのが正解になる。5手目の8四桂、こうした手を級位者の人にも是非実戦で使ってもらいたい。

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