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凌ぎの手筋第10問解答


第11問

(問題図より)▲4八桂△3九金▲同玉△4九と▲2八玉△4八龍▲3八金△同龍▲同玉△4八金▲2八玉△3八金打▲1八玉△1七歩▲同玉△2八銀▲1八玉にて逃れ。

まず飛車の合駒は取られて△5八飛で簡単。また斜め駒も△4九銀から簡単なので角銀が消える。
残りは金、桂、香、歩だが、歩(香)は△3九金から上の解答の手順通りに進めて、最後に歩(香)があるため、△1七歩(香)▲同桂△2九銀不成で詰みとなる。
△3九金から△4九とを防ぐには▲4八金は良い駒だが、金を打つと、今度は△4七金という別の筋が生じてしまう。すなわち、(▲4八金には)△4七金▲同玉△4六銀▲3八玉△4八龍だ。

ということで正解は桂の合駒。これなら4七から捨てても駒が足りず、△3九金から△4九との筋も、最後に頭に打つ駒が桂では王手にならない。
合駒する時に、ここまで読まないととん死してしまうという訳だ。
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