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難解な「実戦の詰み」第67問解答


第67問

3二角打・同金・1五桂・1四玉・3二角不成(第一図)・2三桂合・同角成・2五玉・1六金・3五玉・4六銀・4四玉・2二馬・3三飛合(第二図)・同馬・同玉・4二銀不成・2二玉・2三桂成・同玉・3五桂(第三図)・同歩・3三飛・2二玉・3一飛成・2三玉・3三龍・1四玉・1五金・同玉・1六歩・2五玉・3五龍・1四玉・1五歩・2三玉・3三龍まで37手詰。

最初の角不成は打ち歩回避の常套手段で3三へ逃げ込めるように。最初はこの手だけを実現させようと軽い気持ちで作成を始めたが思った以上に長くなった。
対して2三桂合がしぶとい受け。同角不成だと最後に桂成りが出来なくなり、際どく詰まない。ただ今度は桂を入手したので、角を成って2二馬の別手段が生じる。
最初はこの第二図から同馬・同玉・4五桂・4四玉・8四飛と打ち角を奪って3三角まで23手。「20分で五段」にすると易しくて甘いかな、と。

そこでここまでを第一幕に、ここから第二幕の始まり。
8四飛からの筋を偽作意にし(5四歩で逃れ)、もう少し収束部を難しく直してみよう、と手を入れた。
4二銀不成の後、桂の打ち換え。3五桂に2二玉なら3一銀不成で今度は2三飛と打って打ち歩にならない。
3五歩と一路動かすことで1五金から、金までさばけ最後は還元玉。一周して玉が(たまたま)戻ってきたのでこれで完成として出題した。
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