棋力判定問題集
ここでは、将棋センターへ行ったことのない人の為に、あなたの棋力(将棋の実力)がどれくらいのところにあるのか、判定する問題を作ってみました。
詰将棋には、よく10分で3級とか書いてあったり、将棋雑誌などには初段問題、二段問題などたくさんありますが、こういった問題は必ずしも将棋の実力を正確に計っているとはいえません。
将棋の実力をできるだけ問題で計ろうとするなら、(1)終盤の寄せがしっかりしているか(2)詰みのあるところで詰ますことができるか(3)手筋をどれだけ知っているか(4)基本的な定跡、将棋の形の善し悪しが分かるか(5)正しい大局観があるか(6)三手の読みができるか、といったようなことに集約されると思われます。
特に手筋に関しては棋力に直結します。そこで、こういったことを念頭において問題を作成してみました。
問題数は全部で50問。
次の一手、又は三手を答えてもらい、正解(最善手)には2点、次善手には1点差し上げます(2つ以上あるものもあります)。全部で100点満点になり、自分の合計点が何点かで棋力を判定します。
問題の難易度ですが、最初の20問は3級〜6級位、次の20問は初段〜4級位、最後の10問は初段以上を念頭に作成してありますが、必ずしも易しいものから出題されている訳ではありません。
また、ひっかける問題もありませんので、すなおに自分ならこの局面でどうするかを考えて下さい。
制限時間は特にありませんが、1問1、2分として、1時間から2時間くらいを目安に考えて下さい。ただ、初心者の場合はもっと時間をかけても構いません。
出題形式は、1問ずつになっていて、そこから次の問題と今の問題の解答に行けるようリンクが張られていますし、解答にも、次の問題へ行けるようにリンクが張られています。また、解説はありませんが、答えと得点だけを一括で表示したページも作りました。
50問全部表示して接続を切ってじっくり考えても良し、一問一問答え合わせをしながら進めても良し、ご自分の使いやすい方法で挑戦してみて下さい。
第 1問 | 第 6問 | 第11問 | 第16問 | 第21問 | 第26問 | 第31問 | 第36問 | 第41問 | 第46問 |
第 2問 | 第 7問 | 第12問 | 第17問 | 第22問 | 第27問 | 第32問 | 第37問 | 第42問 | 第47問 |
第 3問 | 第 8問 | 第13問 | 第18問 | 第23問 | 第28問 | 第33問 | 第38問 | 第43問 | 第48問 |
第 4問 | 第 9問 | 第14問 | 第19問 | 第24問 | 第29問 | 第34問 | 第39問 | 第44問 | 第49問 |
第 5問 | 第10問 | 第15問 | 第20問 | 第25問 | 第30問 | 第35問 | 第40問 | 第45問 | 第50問 |
答えと得点の一括表示
各問題のページには「答えと解説」へのリンクが張られていますが、問題を全部やった後、一括して答え合わせをしたいという人は、このページをお使い下さい(但し解説はありません)。
94点以上 | 四段以上 | 50点〜59点 | 3級 |
87点〜93点 | 三段 | 40点〜49点 | 4級 |
80点〜86点 | 二段 | 30点〜39点 | 5級 |
70点〜79点 | 初段 | 20点〜29点 | 6級 |
65点〜69点 | 1級 | 10点〜19点 | 7級 |
60点〜64点 | 2級 | 9点以下 | 8級以下 |
1999年5月末に、この棋力判定問題を作りホームページに載せてから、たくさんの人から感想や結果をいただきました。
全体に、初段以下の判定が甘かった為、9月13日より5〜10点判定を上げました。
また、この問題を公開して感じたのは、実戦ばかりで、本を読まない人は、こういう問題では、点数が悪く、実戦不足でも、次の一手や手筋問題等、頻繁に練習している人は実力以上に点数が良いということです。
この点数の基準は、将棋センターに出入りする、実戦派の人を基準にしていますので、本で勉強することの多い人には、ちょっと甘めかもしれません。(1999年9月13日記)