第175問 3二桂成・同玉・2四桂(途中図)・同歩・2三銀・3三玉・4三金・2三玉・2四歩・2二玉・2三歩成・3一玉・3二とまで13手詰。 4四桂では駒が足りない。また5手目2三銀で4三金と打つと2二玉・2三銀に1三玉で凌がれる。 |
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第176問 4二飛成・同玉・5一角(途中図)・3二玉・4四桂・同歩・4二金・3三玉・5二金・4三玉・4二角成・5四玉・5三馬・4五玉・4六金まで15手詰。 飛車を切って角はこれしかない。3二玉に4四桂が手筋。この桂に気づかないと詰められない。 |
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第177問 8二角成・同玉・7四桂・7三玉・6四金(途中図)・同歩・6三飛・同玉・6一龍・7四玉・6四龍・8五玉・8六銀まで13手詰。 6四金から6三飛が強烈な上部脱出阻止の手筋だ。これで龍を使うことが出来る。 |
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第178問 2二銀・4一玉・5三桂(途中図)・5二玉・6二金・同玉・7四桂・6三玉・6二桂成・同玉・6一桂成・6三玉・6二成桂・7四玉・7三金打・6四玉・6三成桂まで17手詰。 4二銀・同玉・5四桂も相当だが3九角の利きがあると詰まない。2二から追い、ふわふわした玉を手筋で捕まえる。 |
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この177問と178問は、飯能市将棋大会のC級(主に級位者)で見ていた局面から作成したもの。 実戦は、(178問の図面で)▲8三金がもっと玉の近くにいたので、178問の後手玉はやさしい詰みだった(途中の▲3四桂に気づけば)。それを▲2八銀と引いた為、先手玉に今回の筋の難しい詰みが生じたと言うわけ。 実戦は、この詰みを後手は逃したのだが、詰まなくなった先手玉をさらに逃げ方を間違え、とん死で終局という一局だった。 級位者は級位者並みに、有段者は有段者並みにやはり詰みが勝敗に直結するという事がよく分かる。なので、詰将棋による鍛錬は常にしなければならない。 |