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将棋に関するミニ感想

2004年2月
2月12日(木)   囲碁・将棋の上達法
最近、また囲碁を始めた。

3年位前、将棋センターに来ていた常連のお客さんが、囲碁をやろうと言って、打ち始めたのがきっかけで、一時夢中に。初段くらいだったそのお客さんと、最初は4子くらい置かせてもらい、一年くらいで互い戦にまで上達したのだが・・・。

しかし、囲碁を打つお客さんがあまり来なくなり、その後2年間は、囲碁番組を見て、週に一回打つかどうか(しかも上手)と言う感じで、当然、そんなことでは、まったく上達しなかった。


こんなホームページを持っていると、上達するにはどうすれば良いですか?と言う質問を良くされることになる。最初のうちは、丹念に回答していたが、だんだんと面倒くさくなり(おい)、結局、「将棋上達法」のページを作り、これを読んで下さいと言うことで、お茶を濁してきた。

もちろん、ここに書いたことは間違ってはいない。でも、本音を言うと、勉強法なんて、何でも良いのである。上達するのに大切なことは、二つしかない。中でも最も大切なことは、”夢中になること”である。面白くて面白くて仕方なく、夢中でやっていれば、知らないうちに棋力なんてアップしていくものなのである。

そして、もう一つは、自分より少し強い人が回りにいることである。強い人と、指すことができて、その人の考え方を教えてもらえるなら、それほど良い環境はないだろう。



私が囲碁に本気で取り組んだのは、これで3回目である。1回目は、初めて就職した会社で、昼休みに囲碁を打つ人がいて、ルールを覚え、最初は、その人に、井目(9コ石を置く)で打ってもらった。半年で、その人と互角になったが、今思えば、それで5級程度だった。そして、互角になってから、(一年間昼休みに打っていたが)まったく上達しなかった。

2回目は、先ほど書いた、将棋センターのお客さんがきっかけである。今度は、一年で、初段のお客さんと互角になった。しかし、互角になってからは、やっぱり上達していない。

最近になって、初めて碁会所に行ってみたが、三段の人に打ってもらったら、歯が立たなかった。しかし、そこで感じたのは、この人に毎日一局でも打ってもらえたら、一年で同じ棋力まで上がるだろうな、と言うことである。

夢中になること、そして、強い人と打つ(指す)こと。大切なことは、この二つだけで、この環境にいてもダメなら、後は、少しくらい勉強法を変えてもダメで、才能がなかったと諦めるしかないのである。
私が、質問掲示板などで、勉強法について聞かれた時、ちょっと冷たいのは、そう思っているからなのだ。


質問掲示板と言えば、よく見ている人なら気づいているかもしれないが、私は、序盤の変化、ここでどう指せば良いのですか?という質問には、冷たいし、レスをつけないことも多い。

将棋センターでも、中盤の局面の検討で(たとえば、王将戦第1局で羽生が銀損して投了した局面くらいでも)、これは必勝でしょう?と聞かれたなら、「さすがに銀得ですから、少しは良さそうだけど、でも、まだまだこれからでしょ。」と答えるだろう。

元々、私自身は、(アマチュアなら)序盤なんてどう指しても一局と思っているし、将棋は終盤が全て、と考えているからである。自分自身の勉強法も、三段くらいまでは、詰将棋以外たいして何もしなかった。実戦もあまり好きではなかったし、棋譜並べは今までしたことないし、定跡は、大会に出るようになって、(強い人には)中盤で不利になったら、逆転出来ないと言うことを身にしみて感じるようになってから勉強し始めたのである。

それでも、ある程度、棋力が上がったのは、詰将棋に夢中になったことと、幸運にも、先輩に、アマ強豪がいて、ずいぶん教えてもらったからである(今、覚えているのは、右四間飛車だけで、100局以上つぶされて、その対策を、自分自身で考えたことである。後から、考えたことのほとんどが、本に載っていることを知った)。

ある時、序盤の質問があまりにも多くなって、「こんなのどう指しても一局でしょ!」と言った感じの愚痴を、GO!さんにもらした時、「若い頃から実戦を積んで、感覚が磨かれている方はともかく、そういったセンスに乏しい自分みたいなタイプですと、どうしても「知識」で差をつけざるを得ないなという面もあるんですよ。」と言われてしまった。そして、「ある程度、歳のいった人には定跡を理屈で入っていくのは学びやすいのではないかと思いますよ。」とも。

うーん、確かに返す言葉もない。とはいえ、やっぱり将棋は終盤、という考えは変わっていないんですけどね。

強くなる程、序盤の重要性の比率は高くなっていく。だから、プロの場合、「終盤は誰が指しても同じ」と言う言葉は、良く理解できる。しかし、そうは言っても、羽生や谷川の終盤を見ると、やっぱり将棋は終盤だ、とも思う。もし、中盤以降を将棋の神様が指したら、たとえプロと言えど、有利な中盤を勝ちきれないと思うのだ。

それに、なにより、終盤逆転されるのって、悔しいじゃないですか。


さて、最近、将棋センターだけだったのを、囲碁も始めようかと思っている。と言っても、宣伝したからといって、すぐにお客さんが集まるわけでもないので、2年くらいかけて、じっくりとこの計画は進めていく予定だ。そして、その為には、もう一つ、大切なことがある。それは、自分の棋力をもう少しあげておかなければならない・・・と言うことなのだが、残念ながら、身近には自分より強い人がいないので、なかなか上達出来ないでいる。

そこで、ここで大々的に募集したい。

自分(初段位)に2子以上置いて、確実に勝てる人(三段以上の人)、是非、入間将棋センターに来て、教えていただけないでしょうか?

もし、将棋も指されるなら、昼間はずっと将棋を楽しんでもらい、夕方6時くらいから2時間くらいで3局囲碁を教えてもらえれば、席料はいりません。

勝手なお願いですが、お近くの人、是非よろしくお願い致しますm(__)m


P.S. 平日の昼間や夜なら、打ちに行ってもいいよ、って方(初段以上の方)がいましたら、時間(金曜日の夜以外)は、都合をつけます。yahoo囲碁で、定期的に打ってくれると言う奇特な方は、メールにてお願いします。
(2005年11月現在上記募集はしておりませんm(__)m)

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