2007年8月分のやさしい「実戦の詰み」解答
第425問 2二金・同玉・3四桂・3二玉・2一銀・2三玉・1二銀不成・3四玉・3五金まで9手詰。 角があれば4一角が筋だが、平凡な3五桂では捕まらない。2二金と下から打つのが盲点で、この手に気づけば3四桂は筋だ。これで、どこへ逃げても金銀二枚でピッタリ詰んでいる。 |
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第426問 9六桂・同歩・8五金・8三玉・6一角成・7二桂・9五桂まで7手詰。 初手8五金と打ってしまうと、残りが桂しかなく詰まなくなってしまう。その桂の打ち場所を開ける9六桂が手筋。これさえ見つければ後はやさしいが、実戦では慌てて9五桂を打ってしまわず、6一角成もしっかり指したい。 |
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第427問 2五銀・1三玉・1四銀・同玉・1五銀・1三玉・2五桂まで7手詰。 2二へは角が利いている為、上から攻めるよりない。1四銀とこちらへ捨ててつり出すのが手筋。3七の桂の代わりに、金銀二枚あることも多く、その場合も1四に捨てて1五からベタベタ打って詰むので(1四へ捨てるのは)覚えておきたい。 |
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第428問 4二龍・3二銀打・同龍・同銀・1三銀・2三玉・2二馬まで7手詰。 王手はほとんどないが、2一馬などと追ってしまってはいけない。相手の持ち駒に金銀しかないことを見て4二龍と引くのがこの場合の好手。3二へ合駒する一手だが、金でも銀でも取って1三から打てば詰みになる。 |
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第429問 7三金・7一玉・7二歩・同角・6二金打・8一玉・7二金寄・9一玉・8二金寄まで9手詰。 7二歩という手筋を知らないと、どちらへ金を打っても逆側へ逃げられ捕まらない。4五角の代わりに6三銀がいる場合でも同じで、実戦でもまれに出るので、歩が利くことを見落とさないようにしたい。 |