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2009年6月分のやさしい「実戦の詰み」解答


第521問

6一金・同玉・7二飛成・5一玉・5二金まで5手詰。

7二とでは上部が広すぎて捕まらない。5二の金がいなければ7二飛成の一手詰。と言うわけでこの金を6一金と捨てるのが正解になる。このような捨て方は実戦でもたまに出てしかも有段者でも見落とすことがあるので覚えておきたい。

第522問

2三銀・1三玉・1二銀成・同玉・2三金まで5手詰。

2三金では3一玉・3二銀・4二玉・4三桂成・5一玉と逃げられてしまう。銀に3三玉は4三金なので1三玉だが、そこで1二銀成と捨てるのが手筋。同香でも同玉でも2三金まで。初手2三に打った銀が1三玉の瞬間じゃま駒になっている。

第523問

4六金打・2四玉・3六桂・1三玉・2五桂まで5手詰。

3六金と打つのは2四玉・2五金に1三玉で足りない。また4七桂も2四玉、2六金は4五玉でやはり足りない。4六金打とこちらから打つのが好手。2四玉には3六桂と打ち、最後2五に桂の跳ぶ場所を残しておくのがうまい手順。

第524問

7四桂打・9二玉・8二金・9三玉・9四歩まで5手詰。

初手は7四桂打。これを8六の桂を跳ねてしまうと9筋へ逃げられた時歩を突き出すことができなくなってしまう。初手さえ間違えなければ後はやさしい。むろん歩を突きだして詰ます「突き歩詰め」は「打ち歩詰め」と違い反則ではない。

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