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(6)玉の固さと手番
さて、形勢判断の要素の最後は、玉の固さと手番についてだが、ここにはあまり説明する箇所はない。簡単に流して次の総合的な形勢判断をじっくりやってもらいたいと思う。
(1)玉の固さ
まず玉の固さは、基本的に固ければ固いほどいい。しかし、もちろん相手がある訳で、玉だけ固めているうちに攻められてつぶされてしまっては本末転倒。
玉が固いかどうかと言うことを見るのも、「絶対的な固さ」ではなく、相手との「相対的な固さ」である。
形勢判断をする時には、双方の玉形を見て、どちらがどの程度固いかを判断するのである。
(2)手番
手番とは、次に指す人のこと。
いくら今の段階が角損だからって、次の一手で角を取り返せるなら角損とは言わない。ただ、その局面の形勢判断をしたり、自分の指している将棋の数手後の形勢判断をする時には、一段落着いた段階で見るようにすることが大切だ。
さて、ここまでで、各要素の説明は終わりになる。
次は、いよいよ総合的な形勢判断の仕方を見ていこう。
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